ラムニスト
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ラムバックナンバー
新井 光雄
2020/03/16 New!!
妄想のトイレットペーパー不足
トイレットペーパーが店頭から消えた。知人に言われて、知って、どれっと覗いてみれば薬局、スーパーなど、あるべきところにない。前段階があってまずマスクがなくなっていたから、いずれは、と多少予想はしていたので、想定内であったが、こうも簡単に発生した品不足。実際には発生するとその社会的な影響は無視できない。コロナウイルスの全く余分な副作用である。
福島 伸享
2020/03/09
新型コロナウイルスへの対応に見る日本政府の構造的欠陥
 今回の新型コロナウイルスへの日本政府の対応について、いろいろ指摘すべきところはあるが、現在政府関係者たちが懸命の対応に当たっているところであり、個々の事項についての評論は今の段階では避けたい。

 さて、私は1999年9月30日に起こった東海村JCO臨界事故に、翌日から科学技術庁に出向して危機管理対応に当たったり、2011年3月11日に発生した東日本大震災に被災地の与党議員として対応した経験から、この国の統治機構に関する致命的な欠陥を感じており、それが今回も現れたと考える。一つは想定外の事象が生じたときに起こる混乱と、もう一つは科学的知見が生かされないで情緒的に対応が行われることである。この二つはお互いに関連している。
飯倉 穣
2020/03/02
令和2年経済を考える
新年の経済見通し公表後、新型ウイルス感染拡大で先行き不安の中、昨年第4四半期のGDP実績(年率6.3%減)が公表された。今回の落ち込みは、景気循環的な利潤投資反応による投資減少と消費増税による水準低下で説明できる。今年の経済は、成長力が乏しく、また新型肺炎のようなUnknown unknowns の生起も懸念される。例えばマネー経済の金融暴発である。それを回避できれば、企業の合理化スピードが、景気回復の鍵となる。政府の景気対策よりも企業自ら増益を目指す動きを期待したい。
矢島 正之
2020/02/25
デジタル化が電力分野の労働に及ぼす影響
2013年に、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が発表した論文「雇用の未来」が世界に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しい。同論文は、コンピュータの発達による自動化で、10~20年後になくなる仕事を予測したもので、そこには、建設作業員やバス・タクシー運転者のような「なくなってもおかしくない仕事だけでなく」、裁判官や宇宙科学者のような専門能力を必要とする「意外な仕事」も含まれている。電力分野でも、ロボットによる作業の自動化などデジタル化の進展が労働に及ぼす影響について議論されており、本コラムでは、ドイツの電気事業の例で、この問題を考えてみたい。
最首 公司
2020/02/17
過激化するネット時代のイスラム世界
 イスラム世界は、悪名高き「イスラム国」(IS)が壊滅、その指導者も殺害された。一方、アフガニスタンで地元民に尽くす中村哲医師が狙い撃ちされた。イスラム世界はいまどうなっているのか?
新井 光雄
2020/02/10
イギリスのEU離脱に思うこと
 原稿執筆に今、着手した。今は日本時間の2日午前8時である。テレビがテロップでイギリスのEU離脱を伝えている。時差がある。EUの初めての「縮小」、確かに歴史的な瞬間だろう。個人的にも多少の感慨なしとしない。
福島 伸享
2020/02/03
令和2年のエネルギー政策なきスタート
カルロス・ゴーン日産自動車元会長のレバノンへの逃亡劇騒ぎで明けた令和2年。1月3日には、米国がトランプ大統領の指示によってイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官をドローンによる攻撃で殺害し、中東での戦争の勃発かと一気に世界中の国で緊張が高まった。1月8日のイランによる在イラク米軍基地への報復攻撃は限定的なものであったため、当面の最悪の危機は回避されたが、この間原油価格は乱高下した。
飯倉 穣
2020/01/27
令和元旦の新聞論説を考える~新聞の価値とは
 2020年代かつ令和初の元旦を迎え、新聞の論説や記事に世界・日本の政治・経済・社会の課題に焦点を当てた新時代の考えや潮流を期待した購読者もいる。各紙の論説は、令和へのメッセージというより、平成論調を彷彿させた。例えば今世紀最大の課題である地球環境問題についても、COP25の報道ぶりに比べ、その解決を探るエコロジー、経済、エネルギーの視点からの洞察的アプローチは少なかった。各紙は、もう少し問題意識を持ち紙面作成に取り組むべきではなかろうか。
矢島 正之
2020/01/20
配電の免許制について
最近、再生可能エネルギー電力の地産地消を促進するための配電免許制が注目を浴びている。同制度により、将来的には、電力の地産地消を行うマイクログリッドが生まれる可能性がある。今回のコラムでは、経済産業省が主導する配電免許制の内容とその課題について考えてみたい。
最首 公司
2020/01/14
令和2年はバイオマス&水素元年になるか?
 昨年末、私たち日本人は栄誉と屈辱を象徴する二つの国際賞を贈られた。「栄誉ある賞」とはリチウム・イオン電池の開発者吉野 彰氏に贈られたノーベル化学賞であり、「屈辱の賞」はスペインで開かれた国連気候変動枠組条約締結会議(COP25)で国際的環境団体から小泉進次郎環境相に贈られた「化石賞」である。
新井 光雄
2020/01/06
さびしい役人の発言
世の中には物悲しい光景がある。役人の国会などにおける発言、証言の姿だ。どうして、あの様な答弁が可能なのだろうか。モリカケ問題、あるいは最近のハナミ問題などに関わる役人の発言姿勢には申し訳ないが哀れさを感じた。多くの人が役人哀切を感じている。悲しき宮仕えということだ。それを乗り越えての甘い天下りが待っている、当然という冷たい声もあるから、単純ではないが、テレビでその顔をみていて誠に失礼なのだが、家族は、友人はどうみているのか、と思う時、一体自分ならどうしたか。やはり御身大事で同じような結果だろうかと思えてくる。さびしいことだが、これが日本の社会ということだろう。
福島 伸享
2019/12/23
小泉進次郎環境大臣と原田義昭前環境大臣
 自民党、というよりは日本政界のホープと目されていた小泉進次郎氏が、環境大臣に就任して約3カ月が経った。郵政民営化に大ナタを振るった父小泉純一郎首相を彷彿させるその歯切れのよい発言で、弱小官庁とされた環境省の環境行政にどのような新風を巻き込むのか期待されたが、就任早々国連気候行動サミットに出席するために訪問したニューヨークでの記者会見で「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ」と発言して物議をかもした。「ポエム」と揶揄される情緒的で具体的な中身のない数々のやりとりで、将来の日本のリーダーとしての期待に疑問符が投げかけられ始めている。
Energy forum
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2020年03月号


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【報道特集】
原子力への反発と受容

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フォーラムレポート
■50年史に見る地冷の未来 分散型エネの歴史を築く
座談会
■水素新時代の憧憬 大量導入へ広がる供給網

EP Report
水圧破砕技術禁止に危機感 米経済に大きなダメージも
新型ウィルス拡大と世界経済 原油価格は低迷が基調か
ライフサイクル評価の重要性
コロナ対策で中国政府の失敗 原子力産業は他山の石に
刊案内
img 総理の決断―プロジェクトX原子力
2020年03月
大塚千久
img やってはいけない原発ゼロ
2019年12月
澤田哲生
img 青学発 岸田教授の「エネルギー文明論」
2019年12月
岸田一隆
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