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・<アーガス情報>原油続落、需要後退への懸念根強い 2020/03/30

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続落。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、需要後退への懸念が依然強い。

欧米に続き、インドや南アフリカなど、新たに複数の国が外出制限を導入。また、中国は、自国への飛行機の離発着に大幅な制限を設けた。世界的な経済活動と移動の自粛が続けば、石油需要の減少は免れない。

ただ、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数が、過去4年で最大の減少幅を記録。各国の石油会社も相次いで、今年の予算と生産の削減を発表しており、価格の下落は幾分か抑制された。

【3月27日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=21.51ドル(前週比0.92ドル安)、ブレント先物(ICE)=24.93ドル(前週比2.05ドル安)、オマーン先物(DME)=26.12ドル(前週比4.72ドル安)、ドバイ現物(Argus)=25.06ドル(前週比4.29ドル安)

・<アーガス情報>原油続落、供給過多に懸念強まる 2020/03/23

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が前週に引き続き急落。新型コロナウイルスの感染拡大で石油需要が低迷するなか、原油が増産されることへの懸念が、売りを一段と強めた。

20日時点で、WTI先物は22.43ドルとなり、前週から約3割下落。また、2002年3月初旬以来の最安値を記録した。ブレント先物も2割安の26.98まで値を落とし、2003年5月初旬の最低値を付けた。

欧米諸国で、ウイルスの感染者が拡大。経済活動の自粛や移動の制限が相次ぎ、石油消費量が減少。特に、各国が入国制限を強化していることで、ジェット燃料の需要減少が顕著となっている。

こうした状況を背景に、国際通貨基金(IMF)は、世界の経済成長率が2009年以来初めてのマイナス成長を記録するとの見通しを発表。米金融機関ゴールドマンサックスも、世界経済の停滞と、原油価格の続落を予測した。

一方、OPEC主導の協調減産が今月末に終わり、4月以降はサウジアラビアやロシアなどが増産に動く見通しが強い。また、米国の原油週間在庫統計が、前週比で増加したことも、相場を下押す材料となった。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数は2017年3月以来の最低水準を記録したものの、価格を押し上げる要因にはならなかった。

【3月20日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=22.43ドル(前週比9.30ドル安)、ブレント先物(ICE)=26.98ドル(前週比6.87ドル安)、オマーン先物(DME)=30.84ドル(前週比3.95ドル安)、ドバイ現物(Argus)=29.35ドル(前週比4.03ドル安)

・<アーガス情報>原油急落、需給緩和の観測強まる 2020/03/16

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給緩和の観測が強まり急落。WTI先物、ブレント先物、ドバイ現物は13日時点で、いずれも2016年2月下旬以来の最安値を記録した。

世界各地で新型コロナウイルスの感染者が増加するなか、原油市場では石油需要の低迷を懸念する売りが加速している。世界保健機構は11日、感染拡大をパンデミックと宣言。また、米国は今後1カ月間、欧州への渡航禁止を決定。経済および産業活動の減速にともない、石油消費量が減少することが必至の状況となっている。

さらに、OPEC主導の協調減産が3月末で終了することが決定。サウジアラビアはOPECの減産順守から一転、上限である日量130万バレルまで生産量を増やす方針を発表。ロシアも増産を示唆し、供給過多の懸念が価格を一段と下押した。

米国の週間原油在庫統計が増加したことも、相場への重荷となった。米石油会社が減産を表明し、大統領が米経済や石油会社に対する支援を表明するも、価格を持ち上げるには至らず。また、リビアでは治安の悪化で、生産量が2011年の内戦時以来の低水準となったが、供給余剰感は払えなかった。

【3月13日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=31.73ドル(前週比9.55ドル安)、ブレント先物(ICE)=33.85ドル(前週比11.42ドル安)、オマーン先物(DME)=34.79ドル(前週比14.21ドル安)、ドバイ現物(Argus)=33.38ドル(前週比15.01ドル安)

・<アーガス情報>原油続落、OPEC追加減産案の頓挫で売り加速 2020/03/09

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続落。OPECの追加減産案が合意を得られなかったことを受けて、売りが一段と加速した。

WTI先物は6日時点で41.28ドルとなり、2016年8月初頭以来の最安値を記録。ブレント先物も2017年6月中旬以来の安値となる45.27ドルまで値を下げた。

OPEC加盟国は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした昨今の原油急落に対応するため、4~6月に日量150万バレルの追加減産を提案していた。しかし、ロシアが、減産期間の延長および追加減産のいずれにおいても反対。協調減産が今月末で終わる可能性が強まった。

米国では、産油量が過去最高を記録。週間在庫統計も増加した。さらに、国際エネルギー機関が石油需要予測に下方修正を加えるとの見方も強まり、価格を一段と下押した。

【3月6日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=41.28ドル(前週比3.48ドル安)、ブレント先物(ICE)=45.27ドル(前週比5.25ドル安)、オマーン先物(DME)=49.00ドル(前週比0.11ドル安)、ドバイ現物(Argus)=48.39ドル(前週比0.37ドル安)

・<アーガス情報>原油急落、コロナウイルス感染拡大で売り加速 2020/03/02

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み急落。新型コロナウイルスの感染拡大で、石油需要後退に対する懸念が一段と強まり、売りが加速した。

2月28日時点で、WTI先物は2018年12月末以来、ブレント先物およびドバイ現物は2017年8月以来の最安値を記録した。また、1月末の相場と比較すると、WTIとブレントが13%、ドバイが16%の下落となった。

ウイルス感染が欧州各国に拡大。また、ナイジェリアでも感染者が確認されており、世界保健機関(WHO)が危険度の引き上げに踏み切った。経済活動の更なる減速が予測されるなか、航空便も相次いで運休となっており、ジェット燃料の消費がここへきて減少している。

サウジアラビアが、OPEC加盟および非加盟国とともに、価格の急落に対応すると表明するも、懸念の払しょくには至らず。また、リビア産原油の供給も低水準に留まっているが、強材料にはなっていない。

【2月28日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=44.76ドル(前週比8.62ドル安)、ブレント先物(ICE)=50.52ドル(前週比7.98ドル安)、オマーン先物(DME)=49.11ドル(前週比8.20ドル安)、ドバイ現物(Argus)=48.76ドル(前週比7.71ドル安)

・<アーガス情報>原油下落、コロナウイルス感染拡大で売り優勢 2020/02/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
24日までの一週間における原油価格は、主要指標が軒並み下落。週前半は上昇する局面もあったが、後半は新型コロナウイルスの感染が中国以外で急速に広がっていることを背景に、売りが先行した。

週前半は、原油供給が減少するとの観測が価格を支えた。米国がベネズエラに対する経済制裁の強化を発表したことで、ベネズエラからの輸出がさらに減少するとの見方が広がった。また、リビアの産油量も、治安の悪化で一段と減る見通しだ。

ただ、週後半は一転。韓国、イタリア、およびイランで、ウイルス感染者が増加。石油需要の更なる減少と、経済活動の減速が見込まれ、売り戻しが優勢となった。中国は、徐々に経済活動を再開しているものの、製油所の稼働率は依然、2014年1月以来の最低水準にある。

【2月24日現在の原油相場】
 WTI先物=51.43ドル(前週比0.62ドル安)、ブレント先物=56.30ドル(前週比1.37ドル安)、オマーン先物=55.42ドル(前週比1.09ドル安)、ドバイ現物=54.59ドル(前週比1.36ドル安)

・<アーガス情報>原油上昇、OPEC追加減産の観測が買い促す 2020/02/17

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。OPECが減産拡大に動くとの観測が、買い戻しを促した。

OPECは、コロナウイルスの感染拡大による石油需要の後退を受けて、今年4~6月に日量60万バレルを追加で減産する見通し。1~3月までを対象とした現行の協調減産の数量は、自発的な減産を含めると日量210万バレル。追加減産が確定すれば、第2四半期は日量270万バレルの減産が実行されることになる。さらに、OPECは、協調減産の対策を2021年まで継続することを検討しているもよう。

一方、中国の製油所稼働率は、2016年8月以来の最低を記録する見通し。国際エネルギー機関および米エネルギー情報局はそれぞれ、今年の石油需要予測に下方修正を加えており、価格の上昇は幾分か抑制された。

【2月14日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=52.05ドル(前週比1.73ドル高)、ブレント先物(ICE)=57.32ドル(前週比2.85ドル高)、オマーン先物(DME)=55.81ドル(前週比1.35ドル高)、ドバイ現物(Argus)=55.54ドル(前週比1.20ドル高)

・<アーガス情報>原油続落、コロナウイルス感染拡大で売り強まる 2020/02/10

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週までの原油価格は、主要指標が軒並み続落。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念は根強く、売り意欲がさらに強まった。

中国国営の石油大手Sinopecは、ウイルスの流行を背景とした燃料油消費の減少を受け、製油所の稼働率を引き下げた。また、同社の競合であるPetroChinaやCNOOCも引き下げを検討しており、中国の石油需要はより一層、後退する見込みだ。

加えて、OPECや米金融機関は、感染拡大により、石油需要が後退すると予測。需給緩和観が強まり、売りが一段と加速した。

一方、OPECの1月生産量は、リビアの供給不調により減少。サウジアラビアの石油施設が攻撃を受けた、2019年9月以来の最低を記録した。さらに、OPECは、原油急落を受けて、4~6月に追加減産を検討している。しかし、価格を押し上げる程の要因にはならなかった。

【2月7日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=50.32ドル(前週比1.24ドル安)、ブレント先物(ICE)=54.47ドル(前週比3.69ドル安)、オマーン先物(DME)=54.46ドル(前週比5.20ドル安)、ドバイ現物(Argus)=54.34ドル(前週比3.63ドル安)

・<アーガス情報>原油続落、コロナウイルス感染拡大で売り加速 2020/02/03

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続落。新型コロナウイルスの感染拡大に懸念が強まり、売りが一段と加速した。

31日時点で、米国のWTI先物価格はバレルあたり51.56ドル、北海原油の指標となるブレント先物価格は同58.16ドル。12月末の相場と比較すると、WTIが16%、ブレントが12%の下落となった。

世界保健機関(WHO)は30日、中国の武漢市で発生したコロナウイルスに対して、国際的な緊急事態を宣言。世界的な感染拡大で経済活動が減速し、石油需要が後退するとの不安が広がった。

中国は、ウイルスの感染拡大を受けて、春節休暇を延長。製油所の多い山東省などの一部地域では、2月9日まで休暇となり、中国需要の減少は必至だ。また、旅行のキャンセルや、一部地域における公共交通機関の運休などによって、燃料油の消費も減少している。

OPECは、原油価格の急落を受けて、3月に予定していた会合を2月に前倒しすることを検討している。

他方で、米国の週間原油在庫統計が、製油所の稼働低下や生産増加を背景に、大幅に増加したことも下方圧力として働いた。

【1月31日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=51.56ドル(前週比2.63ドル安)、ブレント先物(ICE)=58.16ドル(前週比2.53ドル安)、オマーン先物(DME)=59.66ドル(前週比3.11ドル安)、ドバイ現物(Argus)=57.97ドル(前週比4.22ドル安)

・<アーガス情報>原油急落、コロナウイルスの感染拡大を懸念 2020/01/27

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み急落。中国武漢市で発生したコロナウイルスの感染拡大に対する懸念が、売り意欲を促した。

新型ウイルスが世界的な大流行に発展した場合、景気が停滞し、石油需要が後退する可能性がある。米金融大手ゴールドマンサックスは、ウイルスの影響で世界の石油需要は日量26万バレル減少する可能性があると指摘している。

他方で、国際通貨基金(IMF)は、最新の経済見通しで、2020年の世界経済は上向くと予想したものの、前回予測した10月と比べると、成長率に下方修正を加えている。IMFの経済見通しは、国際エネルギー機関などによる石油需要見通しにも反映されるため、原油市場に与える影響は大きい。

世界的な需要後退が懸念されるなか、米国では引き続き原油生産の増加が見込まれている。また、同国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油掘削リグの稼働数も、前週から3基増えており、需給が一段と緩む公算が大きい。

リビアおよびナイジェリアからの供給不安はあるものの、価格を下押す材料にはならなかった。

【1月24日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=54.19ドル(前週比4.35ドル安)、ブレント先物(ICE)=60.69ドル(前週比4.16ドル安)、オマーン先物(DME)=62.77ドル(前週比2.58ドル安)、ドバイ現物(Argus)=62.19ドル(前週比2.40ドル安)

・<アーガス情報>原油続落、需給緩和観が強まる 2020/01/20

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。需給緩和の観測が強まり、売りが先行した。

米エネルギー情報局が、2020~21年の国内生産見通しを上方修正。2021年には過去最高を記録すると予測した。国際エネルギー機関も、OPECの減産にもかかわらず、今年4~6月は需給が緩和すると予想した。

さらに、米国のガソリンおよび中間留分の週間在庫統計が、輸出減少を背景に、大幅に増加。原油在庫は減少したが、価格を持ち上げるには至らなかった。また、ノルウェーの12月生産量が、2016年11月以来の最高を記録したことも、相場を下押す材料となった。

他方、米中貿易協定の第一段階では、中国が米産原油などの輸入を拡大することで合意。ただ、両国の関税率は据え置きとなっており、エネルギー需要が増えることへの期待は後退した。

【1月17日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=58.54ドル(前週比0.50ドル安)、ブレント先物(ICE)=64.85ドル(前週比0.13ドル安)、オマーン先物(DME)=65.35ドル(前週比1.13ドル安)、ドバイ現物(Argus)=64.59ドル(前週比1.11ドル安)

・<アーガス情報>原油、中東の緊張緩和で急落 2020/01/14

【アーガスメディア=週間原油概況】
13日までの一週間における原油価格は、主要指標が軒並み急落。中東産原油の供給逼迫に対する懸念が緩和し、売りが先行した。

米軍によるイラン軍事組織の司令官殺害を受けて、イランは8日、イラクの米関連施設をミサイルで攻撃した。ただ、米国はその後、軍事行動の制限を決定。中東情勢の緊張が和らいだことで、高止まりしていた価格が大きく反落した。

ブレント先物の取引量は8日、中東産の供給不安や、ホルムズ海峡を経由した出荷に支障が出る可能性を受けて、過去3か月で最高を記録した。しかし、緊張緩和に伴って、その後は買い手も慎重に転じたようだ。

また、米国の週間在庫統計が増加を示したことも、相場を下押す材料となった。輸出の大幅減少、および製油所の稼働率低下が背景にある。

【1月13日現在の原油相場】
 WTI先物=58.08ドル(前週比5.19ドル安)、ブレント先物=64.20ドル(前週比4.71ドル安)、オマーン先物=66.02ドル(前週比4.43ドル安)、ドバイ現物=65.58ドル(前週比3.96ドル安)

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2020年03月号


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