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・<アーガス情報>原油続伸、中東情勢が悪化 2019/05/20

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。中東情勢悪化への懸念が、買いを強めた。

サウジアラビアの石油タンカーおよびパイプラインが攻撃を受け、同国はイランが関与していると非難。両国の関係悪化で、中東原油の供給に支障が出るとの不安が広がった。

また、米国では、石油ガス採掘リグの稼働数が6週連続で減少。北海油田では、パイプラインの不具合で、生産量が平常時と比べて約16%減少している。加えて、ベネズエラの情勢不安も続いており、市場参加者の多くが買いに転じた。

ただ、米石油大手シェルが、ナイジェリア原油の輸出でフォースマジュールを解除した。このため、価格の上昇は幾分か抑制された。

【5月17日現在の原油相場】
WTI先物=62.76ドル(前週比1.10高)、ブレント先物=72.21ドル(前週比1.59ドル高)、オマーン先物=72.74ドル(前週比1.97ドル高)、ドバイ現物=72.41ドル(前週比2.44ドル高)

・<アーガス情報>原油下落、米中問題が売り強める 2019/05/13

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。米中貿易紛争の悪化を背景に、売りが加速した。

米国政府は10日、中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げた。これにより、景気後退に不安が高まると同時に、石油需要も伸び悩むとの懸念が広がった。また、米エネルギー情報局が、今年と来年の生産見通しを引き上げたことも、売りを誘う材料となった。

ただ、米国では、週間原油在庫統計が予想以上に減少。国内の石油ガス掘削リグの稼働数も前週から減少し、2018年3月以来の最低を記録した。加えて、米国とイランの対立悪化で、中東情勢が緊迫化したこともあり、価格の下落は幾分か抑制された。

【5月10日現在の原油相場】
WTI先物=61.66ドル(前週比0.28安)、ブレント先物=70.62ドル(前週比0.23ドル安)、オマーン先物=70.77ドル(前週比0.29ドル高)、ドバイ現物=69.97ドル(前週比0.04ドル安)

・<アーガス情報>原油続伸、米産の減産見通しを反映 2019/04/22

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。米国の生産活動が減速するとの観測から、買いが台頭した。

米国の石油ガス掘削リグの稼働数は18日時点で、前週から10基減少。昨年4月以来最低となる1,012基を記録した。また、油田探査を主業とする多国籍企業Schlumbergerは、米国陸上油田における本年中の探査および生産投資額が、前年比で1割減ると予測した。

他方で、米国によるイラン原油の禁輸制裁で、5月3日までの猶予で適用除外を受けていた対象国への今後の対応が、依然として不透明だ。また米政府は、対ベネズエラ制裁を強化する意向を表明。さらに、リビアでは情勢不安が内戦に発展するとの不安が高まっている。OPEC減産に加えて、さらに供給がひっ迫するとの懸念も、買いを促す要因となった。

【4月18日現在の原油相場】
WTI先物=64.00ドル(前週比0.42高)、ブレント先物=71.97ドル(前週比1.14ドル高)、オマーン先物=71.09ドル(前週比0.32ドル高)、ドバイ現物=71.16ドル(前週比0.63ドル高)

・<アーガス情報>原油続伸、需給引き締まり観を反映 2019/04/15

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。需給逼迫感の強まりが、価格を押し上げた。

米政府が、イランおよびベネズエラに対する経済制裁を強めると発表。加えて、5月初旬には、日本や中国含む8か国に与えられたイラン産禁輸の免除が失効する。リビアにおける武装対立も悪化しており、引き続き同国の輸出量は減少する見通し。

また、国際エネルギー機関(IEA)によると、OECDの2月流通在庫は、3カ月ぶりに前月比で減少。過去5年の平均に近づいた。米週間ガソリン在庫統計も、内需増を映して大幅に減少。需給逼迫の見通しが、強材料として働いた。

一方、米国産原油には供給過剰感が台頭している。同国エネルギー情報局(EIA)がこのほど2020年までの生産量予測を上方修正したほか、直近の原油在庫統計が先週に続き増加を示している。これらが、中東産のひっ迫を主因とする価格への上方圧力を一部抑制したとの声も聞かれる。

【4月12日現在の原油相場】
WTI先物=63.89ドル(前週比0.81高)、ブレント先物=71.55ドル(前週比1.21ドル高)、オマーン先物=70.55ドル(前週比1.60ドル高)、ドバイ現物=70.21ドル(前週比1.46ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、供給懸念強まる 2019/04/08

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。供給不足に対する懸念が強まり、買いが先行した。

リビア原油の輸出は回復傾向にあったが、4日に勃発した武装対立で一転。生産に支障が出るとの不安が広がった。

また、OPECの3月生産量が、4カ月連続で前月比減となった。サウジアラビア単独で、加盟国全体の減産義務となる日量80万バレルを削減。加えて、イラクおよびベネズエラの生産不調が背景にある。OPEC主導の協調減産が今年後半も続くとの見方が引き続き濃厚なこともあり、買い戻しが増えた。

さらに、米大統領が米中貿易紛争解決に向けて、対話を続ける意向を表明。景気の好転、およびエネルギー需要の回復を期待する買いも入った。

ただ、米国では、原油週間在庫統計が増加。国内の石油ガス掘削リグの稼働数も前週から増えており、価格の上昇は幾分か抑制された。

【4月5日現在の原油相場】
WTI先物=63.08ドル(前週比2.94高)、ブレント先物=70.34ドル(前週比1.95ドル高)、オマーン先物=68.95ドル(前週比1.53ドル高)、ドバイ現物=68.75ドル(前週比1.61ドル高) 

・<アーガス情報>欧米原油、需給逼迫感を映して上昇 2019/04/01

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、米国のWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物が上昇。需給逼迫感の強まりが、買い戻しを促した。

ベネズエラからの原油輸出が、大規模停電の影響でさらに悪化。米国でも3月中旬にヒューストン港で発生した火災事故の影響で、原油の輸送に支障が出ている。同港の復旧は、早くても4月10日前後になるとの見方が強い。

また、中国の国営石油シノペック社が、6カ月ぶりに米国原油の輸入を再開。米中貿易摩擦に緩和の兆しが見られたことで、世界経済の好転を期待する買いが入った。加えて、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス掘削リグの稼働数が6週連続で減少したことも、強材料として働いた。

ただ、リビア原油の輸出量は回復傾向にある。また、ロシアの4月輸出量も増加する見通しだ。さらに、米国の週間原油在庫統計が、輸出と原油処理量の減少を背景に増加したこともあり、価格の上昇には抑制が加わった。

【3月29日現在の原油相場】
WTI先物=60.14ドル(前週比1.10高)、ブレント先物=68.39ドル(前週比1.36ドル高)、オマーン先物=67.42ドル(前週比0.00ドル)、ドバイ現物=67.14ドル(前週比0.27ドル安) 

・<アーガス情報>原油混迷、方向感を欠く値動き 2019/03/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は、強材料と弱材料が混在し、方向感を欠く値動きを見せた。22日時点で、米国のWTI先物は前週値を上回ったものの、北海原油の指標となるブレント先物および中東原油はそれを下回った。

サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦の石油相が相次いで、今年後半もOPEC主導の協調減産を継続する必要性があることを示唆。これにより、需給の引き締まりを意識した買いが先行した。

米国エネルギー情報局が毎週発表する国内原油在庫統計が、輸出拡大を映して減少したことも、買い戻しを促す要因となった。

ただ、米国の産油量は増加。リビアの生産量も回復傾向にあり、買いを慎重にさせる局面もあった。

【3月22日現在の原油相場】
WTI先物=59.04ドル(前週比0.52高)、ブレント先物=67.03ドル(前週比0.13ドル安)、オマーン先物=67.42ドル(前週比0.39ドル安)、ドバイ現物=67.41ドル(前週比0.28ドル安) 

・<アーガス情報>原油上昇、需給引き締まり観が台頭 2019/03/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。需給に引き締まり観が台頭し、買いが優勢となった。

国際エネルギー機関(IEA)が中期見通しで、米国など非OPEC加盟国での生産が、需要の伸びを上回る勢いで増加すると予測。市場均衡化を図るにはOPECの減産協力が必要と指摘した。これを受けOPECも加盟国に協調減産の順守を呼びかけ、市場では需給の引き締まりを期待した買いが先行した。

また、産油国であるイランおよびベネズエラの情勢不安も買い意欲を促した。さらに、14日に発表された米国の週間エネルギー統計で、原油在庫が予想外に減少したことも価格に上方圧力を加えた。

一方IEAは、ノルウェーの原油生産が2019~2024年にかけて日量60万バレル増加し、2008年以来の最高水準まで回復すると予測。また15日発表の月報で、ベネズエラからの輸出減少を補うためにOPECの生産余力を利用した場合、供給ひっ迫感は緩和すると指摘し、価格の上昇には幾分か抑制が加わった。

【3月15日現在の原油相場】
WTI先物=58.52ドル(前週比2.45高)、ブレント先物=67.16ドル(前週比1.42ドル高)、オマーン先物=67.81ドル(前週比2.02ドル高)、ドバイ現物=67.69ドル(前週比1.90ドル高) 

・<アーガス情報>原油混迷、方向感を欠く値動き 2019/03/11

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、強材料と弱材料が混在し、方向感を欠く値動き。8日時点で、米国のWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物は前週を上回ったが、中東原油はそれを下回った。

ドイツの船会社BSMが、ベネズエラ国営石油PdVに対し、未払いを理由にタンカー10隻の運行を取りやめると通知。これにより、PdVは原油輸出でフォースマジュールを宣言せざるを得ない状況に追い込まれる公算が高まった。一方、米中の関係改善に期待が高まり、エネルギー需要は回復するとの観測が台頭。需給の引き締まりを好感した買いが一時的に強まった。

ただ、米国では、週間原油在庫統計が予想以上に増加。生産見通しも堅調なことから、買い手としても慎重にならざるを得ない状況。また、OECDが2019年および2020年の世界経済成長率を下方修正したこともあり、価格には下方圧力が加わる局面も見られた。

【3月8日現在の原油相場】
WTI先物=56.07ドル(前週比0.27高)、ブレント先物=65.74ドル(前週比0.67ドル高)、オマーン先物=65.79ドル(前週比0.86ドル安)、ドバイ現物=65.79ドル(前週比0.79ドル安) 

・<アーガス情報>原油下落、需給緩和の観測が台頭 2019/03/04

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給緩和の観測を映して下落。週の中盤から後半にかけて、上昇する局面もあったが、終盤には再び反落。1日時点で、主要指標は軒並み前週を下回った。

週前半、米大統領が「OPECの協調減産が石油価格を押し上げている」として減産の動きをけん制。これを受け、市場では利益確定目的の売りが増えた。

一方、米国の圧力に対し、OPECは減産継続を主張。また、産油国であるベネズエラの情勢が引き続き混乱していることや、米原油週間在庫統計が予想を上回る減少を示したことで、買いが再び台頭。価格も持ち上がった。

しかし、28日、米政府が対中関税引き上げの無期延期を決定したことで、米中関係の先行きに不透明感が台頭。加えて、米サプライマネジメント協会が1日、2月の製造業景況感指数が2016年来の低水準となったと発表したことで、米景気の悪化に懸念が強まり、相場を再び下押す結果となった。

【3月1日現在の原油相場】
WTI先物=55.80ドル(前週比1.46安)、ブレント先物=65.07ドル(前週比2.05ドル安)、オマーン先物=66.65ドル(前週比0.57ドル安)、ドバイ現物=66.58ドル(前週比0.59ドル安) 

・<アーガス情報>原油続伸、需給引き締まりに期待 2019/02/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給の引き締まりが継続するとの観測から買いが先行し、主要指標が軒並み続伸した。

サウジラビアが、OPEC主導の協調減産が功を奏し、4月までには世界の需給が均衡するとの期待を示した。また、今年後半も協調減産を継続する可能性を示唆するとともに、ナイジェリアにも減産を要求した。

米国の経済制裁を受けているベネズエラの石油関連設備で、火災が発生。同国からの原油輸出がさらに減少するとの懸念が強まったことも、買いを誘った。また、米国の石油ガス掘削リグの稼働数が3週間ぶりに減少に転じたことも、強材料として働いた。

米国の週間エネルギー統計で、原油在庫は5週連続で増加を示した。しかし、ガソリンおよび中間留分の在庫が減少したこともあり、価格を下げる要因にはならなかった。

【2月15日現在の原油相場】
WTI先物=57.26ドル(前週比1.67高)、ブレント先物=67.12ドル(前週比0.87ドル高)、オマーン先物=67.22ドル(前週比1.83ドル高)、ドバイ現物=67.17ドル(前週比2.02ドル高) 

・<アーガス情報>原油急伸、需給に引き締まり観 2019/02/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み急伸。世界的に需給が引き締まるとの観測が、買い戻しを促した。

サウジアラビアが、3月の原油生産量を日量980万バレルに減らす意向を示した。12月と比べると、約76万バレル少ないとの試算があり、品薄感が台頭した。また、米国政府によるベネズエラへの経済制裁が長引く可能性が出てきたことで、同国からの重質高硫黄原油の供給がさらに減少するとの懸念が強まった。

一方、米国が中国製品に対する関税の引き上げ延期を検討していることで、景気悪化および、それにともなう石油需要後退への警戒感は和らいだ。また、米国の週間原油在庫統計は4週連続で増加。このため、価格の上昇には幾分か抑制が加わった。

【2月15日現在の原油相場】
WTI先物=55.59ドル(前週比2.87ドル高)、ブレント先物=66.25ドル(前週比4.15ドル高)、オマーン先物=65.39ドル(前週比3.63ドル高)、ドバイ現物=65.15ドル(前週比3.58ドル高) 

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2019年02月
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2018年12月
芳田眞喜人
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