Editor's Eye

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・<アーガス情報>原油上昇、供給減少の見通し強まる 2020/07/06

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週までの原油価格は、主要指標が軒並み上昇。供給減少の見通しが強まり、買い戻しを促した。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内の石油ガス採掘リグ稼働数が減少し、過去最低を更新した。また、ロシアの6月生産量は日量929万バレルとなり、前月比0.7%、前年同月比16%の減少を示した。

加えて、アラブ首長国連邦の国営石油会社Adnocは、7月に続いて8月の主要4油種ターム供給量を、5%程度削減すると発表。協調減産が背景にある。オマーンも、9月のターム供給量を10%程度引き下げる方針を示し、供給がさらに減少するとの観測が強まった。

他方、需要後退に対する懸念は根強い。日本の5月輸入量は日量230万バレルとなり、前月比15%、前年同月比25%の減少となった。中国の首都北京における、新型ウイルス感染拡大の第二波に対する警戒感も、価格の上昇を幾分か抑制した。

【7月3日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=40.65ドル(前週比2.16ドル高)、ブレント先物(ICE)=42.80ドル(前週比1.78ドル高)、オマーン先物(DME)=43.30ドル(前週比0.81ドル高)、ドバイ現物(Argus)=42.63ドル(前週比0.61ドル高)

・<アーガス情報>原油下落、需給緩和観が台頭 2020/06/29

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。需給緩和の観測が台頭し、買いが弱まった。

インドと台湾の原油輸入統計が減少を示し、市場では新型コロナウイルスの影響による石油需要の弱さが再認識された。インドの5月輸入量は日量345万バレルとなり、過去5年で最低を記録。製油所の稼働率も、前年同月比で24ポイント低下した。台湾では、4月の輸入量が日量79万3,600バレルとなり、前年同月比で4.7%減少した。

国際通貨基金が、今年の世界GDP成長率に下方修正を加えたことも、石油需要はしばらく低調との観測を支えた。また、中国の首都北京で、新型ウイルス感染拡大の第二波に対する懸念が根強いことも、買い戻しを抑制した。

サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦で感染拡大防止のための自粛の緩和が進んだものの、価格を支えるには至らなかった。

【6月26日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=39.49ドル(前週比1.26ドル安)、ブレント先物(ICE)=41.02ドル(前週比1.17ドル安)、オマーン先物(DME)=42.49ドル(前週比1.33ドル安)、ドバイ現物(Argus)=40.02ドル(前週比1.34ドル安)

・<アーガス情報>原油上昇、減産強化で需給逼迫観強まる 2020/06/22

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。OPECプラスが協調減産をより厳しく進める方針を示し、需給逼迫観が強まった。

5~6月の協調減産目標が未達となったOPECプラスの参加国が、7~8月に減産幅を拡大し、埋め合わせすることで合意。イラク、カザフスタン、ナイジェリア、アンゴラ、およびコンゴ共和国がその対象となり、減産拡大の具体案の提出が求められた。

また、サウジアラビアの減産で、7月のアジア向けターム供給量が20%程度減少する見通し。加えて、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数が過去最少を更新。供給がさらに減少するとの観測から、買い戻しが強まった。

一方、中国の首都北京で、新型コロナウイルスの第二派が到来。経済活動が再び停滞し、石油需要が後退するとの懸念が強まり、上昇を幾分か抑制した。

【6月19日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=39.75ドル(前週比3.49ドル高)、ブレント先物(ICE)=42.19ドル(前週比3.46ドル高)、オマーン先物(DME)=43.82ドル(前週比4.71ドル高)、ドバイ現物(Argus)=43.36ドル(前週比4.88ドル高)

・<アーガス情報>原油下落、供給余剰感が強まる 2020/06/15

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。供給余剰感の強まりが、売りを促した。

サウジアラビア、クウェイト、アラブ首長国連邦、およびオマーンが、協調減産とは別で実施している自発的減産を7月は継続しない意向を固めた。OPECプラスは、7月末までの減産継続に合意しているものの、需給は想定ほど引締らないとの観測が強まった。

また、計画外停止していたリビアのエル・シャララ油田の生産が、5カ月ぶりに再開。他方で、米国の週間在庫統計が、1982年以来最高となる5億3,810万バレルを記録したほか、ガソリンや中間留分の在庫も増加を示し、売り材料が重なった。

米エネルギー情報局は、今年と来年の国内生産量の見通しに下方修正を加えた。また、中国の5月輸入量が過去最高を記録したが、価格を支えるには至らなかった。

【6月12日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=36.26ドル(前週比3.29ドル安)、ブレント先物(ICE)=38.73ドル(前週比3.57ドル安)、オマーン先物(DME)=39.11ドル(前週比2.38ドル安)、ドバイ現物(Argus)=38.48ドル(前週比1.77ドル安)

・<アーガス情報>原油急伸、供給逼迫感強まる 2020/06/08

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み急伸。供給逼迫感がさらに強まった。

OPECプラスが、減産を続ける方向で調整を進めるなか、買い戻しが先行した。6日には、メキシコを除く参加国が、7月末まで減産期間を延長することに合意。メキシコを除いたことで、7月の減産規模は、5~6月の日量970万バレルを10万バレル下回る、同960万バレルとなる。ただ、当初計画されていた7月の同770万バレルと比べると、減産幅は大きい。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数が、3週連続で過去最低記録を更新したことも、買いを誘った。また、米国では、COVID-19の影響で停滞していた経済が回復の兆しを見せており、石油需要が戻ってくるとの期待感から、需給逼迫観が台頭した。

【6月5日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=39.55ドル(前週比4.06ドル高)、ブレント先物(ICE)=42.30ドル(前週比6.97ドル高)、オマーン先物(DME)=41.49ドル(前週比6.40ドル高)、ドバイ現物(Argus)=40.25ドル(前週比6.25ドル高)

・<アーガス情報>原油続伸、供給減少の観測強まる 2020/06/01

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。生産量の減少が、買い戻しを促している。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数が、さらに減少。前週、前々週に続き、過去最低記録を更新した。また、同国の産油量も、前週比および前年比で減少を示した。

デンマークの4月生産量も、20か月連続で減少。加えて、カザフスタンは27日、同国の生産量をOPECプラスの協調減産で定めた水準まで引き下げたと発表した。

一方、新型コロナウイルス感染拡大の責任の所在や、香港への対応をめぐり、米中関係が悪化。米国は中国への経済制裁を検討しており、貿易摩擦を背景とする石油需要後退への懸念が再燃。また、新型ウイルス発生源の調査を巡って、中国と豪州の関係も悪化しており、中国は豪州からの一部輸入品に関税をかけると発表した。加えて、日本の4月原油輸入量が、過去2年で最低を記録し、価格の上昇をある程度抑制した。

【5月29日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=35.49ドル(前週比2.24ドル高)、ブレント先物(ICE)=35.33ドル(前週比0.20ドル高)、オマーン先物(DME)=35.09ドル(前週比0.57ドル安)、ドバイ現物(Argus)=34.00ドル(前週比1.52ドル高)

・<アーガス情報>原油続伸、需給逼迫の観測強まる 2020/05/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。供給減少と需要増加の観測が、買いを促した。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数が前週に引き続き、過去最低を更新。また、生産減少と製油所の稼働率上昇を背景に、週間在庫統計も減少を示した。

サウジアラビアとクウェートは、両国の中立地帯で共同保有するカフジ油田の操業を、6月いっぱい停止すると発表。ノルウェーの石油大手Ludin Energyは、年内の減産を決定した。加えて、ロシアの5月産油量が減少したほか、カザフスタンも減産を開始。供給がさらに減少するとの見方が強まった。

他方、欧州およびインドでは、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的としたロックダウンの緩和が進んでいる。日本でも、多くの地域で非常事態宣言が解除。輸入国の経済活動の再開が、需要回復への期待を高めた。


【5月22日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=33.25ドル(前週比3.82ドル高)、ブレント先物(ICE)=35.13ドル(前週比2.63ドル高)、オマーン先物(DME)=35.66ドル(前週比0.71ドル高)、ドバイ現物(Argus)=32.48ドル(前週比0.50ドル高)

・<アーガス情報>原油続伸、供給減少の観測強まる 2020/05/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。産油量の減少を背景とした需給逼迫観の強まりが、買いを促した。

OPECプラスの協調減産に加え、サウジアラビア、クウェイト、アラブ首長国連邦がそれぞれ、6月に追加で減産する方針を固めた。それにともない、サウジ・アラムコ社は、6月のアジア向けターム供給量を20~25%程度減らすと発表した。

また、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数が、過去30年で最低を記録。米エネルギー情報局は、国内の生産量が減少を続け、2021年3月には過去最低を記録するとの予測を発表した。

一方、OPECは、今年の石油需要予測を下方修正。また、ロシアでは複数の製油所が、需要減少に対応するため計画外停止しており、価格の上昇を幾分か抑制した。


【5月15日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=29.43ドル(前週比4.69ドル高)、ブレント先物(ICE)=32.50ドル(前週比1.53ドル高)、オマーン先物(DME)=34.95ドル(前週比4.22ドル高)、ドバイ現物(Argus)=31.98ドル(前週比3.77ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、需給逼迫観が台頭 2020/05/11

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。経済活動の再開と原油生産の減少で、需給が引き締まるとの見方が台頭した。特に、ドバイ現物価格の上昇幅が大きく、5月8日時点で、4月30日*比8.46ドルの急伸となった。

イタリア、スペイン、ドイツ、マレーシアなど複数の国が、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的としたロックダウンの段階的な緩和を開始。また、カナダの製油所では、原油処理量が増加傾向にある。経済活動の再開により、石油需要が回復するとの期待感が高まった。

一方、OPEC加盟国および非加盟国による協調減産が、5月1日から開始。米国では、国内石油ガス採掘リグの稼働数が過去30年で最小を記録している。

米国の週間原油在庫統計は、増加を示した。また、OPEC加盟国の4月生産量が、サウジの増産を背景に、過去14か月で最大を記録したが、価格を引き下げるには至らなかった。


【5月8日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=24.74ドル(前週比4.96ドル高)、ブレント先物(ICE)=30.97ドル(前週比4.53ドル高)、オマーン先物(DME)=30.73ドル(前週比1.93ドル高)、ドバイ現物(Argus)=28.21ドル(前週比8.46ドル高)

・原油続落、需給緩和の観測強まる 2020/04/27

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続落。需給緩和の観測が一段と強まり、売りが加速。米国原油の指標となるWTI先物は一時急落し、20日に史上初となるマイナス(‐37.63ドル)をつけた。

米国では、新型ウイルスの感染拡大にともなう経済活動の低迷で、石油需要が後退し、原油在庫が大幅に増加。10日時点で、国内貯蔵施設の57%が満杯となっており、貯蔵能力が限界に近づいているとの懸念が広がった。

米国以外でも、外出および経済活動の自粛延長が決定されており、需要がさらに弱まるとの見方が台頭。インドでは、ロックダウンを背景に、4月の燃料需要が前年同月比で50%減少した。

一方、OPEC加盟および非加盟国は、追加減産を検討。ロシア原油の5月輸出量は、2006年以来の最低を記録する見通しだ。また、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガスの掘削リグ稼働数も、2016年8月以来の最低となったが、価格を支えるには至らなかった。


【4月24日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=16.94ドル(前週比1.33ドル安)、ブレント先物(ICE)=21.44ドル(前週比6.64ドル安)、オマーン先物(DME)=20.00ドル(前週比4.27ドル安)、ドバイ現物(Argus)=17.16ドル(前週比4.37ドル安)

・<アーガス情報>原油下落、需給緩和の観測強まる 2020/04/20

【アーガスメディア=週間原油概況】
9~17日の原油価格は、主要指標が軒並み下落。需給緩和の観測が強まり、売りが先行した。特に米国原油の指標となるWTI先物の下落幅が大きく、17日時点で9日比20%安の18.27ドルとなり、2002年1月中旬以来の最安値を記録した。

米国の週間原油在庫統計が、大幅に増加。前週比での増加幅は、1982年8月以来の最大となった。米国では、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、経済活動が低迷。石油需要の後退に懸念が強まっている。

OPECと国際エネルギー機関(IEA)が相次いで、2020年の原油需要予測に下方修正を加えたことも、売りを促す要因となった。OPECは、前年比で日量685万バレルの需要減を予測。先月の予測では、日量6万バレルの増加だった。

一方、OPEC加盟および非加盟国は、5~6月に日量970万バレルの減産を決定。その後も、7~12月には日量770万バレル、2021年1~4月には日量580万バレルの減産を発表したが、価格を持ち上げるには至らなかった。


【4月17日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=18.27ドル(前週比4.49ドル安)、ブレント先物(ICE)=28.08ドル(前週比3.40ドル安)、オマーン先物(DME)=24.27ドル(前週比2.39ドル安)、ドバイ現物(Argus)=21.53ドル(前週比3.00ドル安)

・<アーガス情報>欧州、ドバイ原油、減産観測を映して上昇 2020/04/13

【アーガスメディア=週間原油概況】
9日までの一週間における原油価格は、北海原油の指標となるブレント先物、および中東原油を代表するドバイ現物が上昇。産油国が大幅な減産に動くとの観測が台頭し、買い戻しが活発となった。

OPEC加盟国と非加盟国は9日、新型コロナウイルスの感染拡大による需要後退、および協調減産の撤廃による原油価格の急落を受けて、減産を検討するための緊急会議を招集。供給過剰解消に期待が高まった。

ただ、世界的な需給緩和感は、依然として強い。サウジアラビアの3月輸出量は、過去16か月で最大を記録。アゼルバイジャンの3月生産量も増加した。一方、インドでは、石油化学工場などが立ち並ぶ一部地域で、感染症拡大防止のためのロックダウンが続く見通しが強く、需要低迷が続くとの観測がある。さらに、米国では、週間原油在庫が大幅に増加。WTI先物を下押す材料となった。


【4月9日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=22.76ドル(前週比2.56ドル安)、ブレント先物(ICE)=31.48ドル(前週比1.54ドル高)、オマーン先物(DME)=26.66ドル(前週比3.32ドル高)、ドバイ現物(Argus)=24.53ドル(前週比0.93ドル高)

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