Editor's Eye

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・<アーガス情報>生産調整合意も、反落 2017/05/29

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各指標全てが前週から下落。石油輸出国機構(OPEC)は25日、ウィーンで開催された総会で、6月末で期限を迎える生産調整を翌年3月まで9カ月延長する方向で合意した。ただ、シェール革命後増産を続けている米国にシェアを奪われる可能性があることから、減産量は現状維持するとの方針だ。
 この決定を受けて、原油価格の更なる上昇が期待されたが、市場はこの内容について「非常に楽観的」と判断。減産量の拡大をしない限り、需給は改善には向かわないと警戒を示した。OPEC加盟国と非加盟国による生産調整は今年1月から開始されているが、世界の原油在庫は依然として過去5年平均を下回る事はなく、供給過剰感は根強い。また、米国の原油生産力も順調に成長を続けていることから、OPECによる生産調整延長が市場に与える影響は限定的に留まるだろうとの判断につながった。
 加えて、米エネルギー省が先週発表した週間統計で国内生産量が再び増加を示した。米国の生産活動が活発化していることを強調した格好となり、供給過剰への懸念を強めた。

【5月26日現在の原油相場】
 WTI=49.80ドル(前週比0.53ドル安)、ブレント=52.15ドル(前週比1.46ドル安)、オマーン=50.46ドル(前週比1.68ドル安)、ドバイ現物=50.36ドル(前週比1.65ドル安)

・<アーガス情報>露・サウジ、9カ月の延長に同意 2017/05/22

【アーガスメディア=週間原油概況】
 前週の原油価格は、全ての指標が前週から上昇。OPECを中心とする複数の産油国による減産が需給バランスを引き締めるとの期待から買いが優勢となった。
前週15日、石油輸出国機構(OPEC)の加盟国であるサウジアラビアと非加盟国であるロシアが生産調整の延長に同意する意向を示した。これを受けて原油相場は上昇基調を強めており、ブレント先物価格は19日、1バレル当たり53.61ドルの終値を付けた。ブレントが同水準に達するのは約1カ月振り。
 現在実施されているOPEC加盟国と非加盟国の生産調整は、今年1月から6月末まで6カ月間実施ちが計画されている。アルジェリアの石油相によると、OPEC非加盟のアフリカ地域の産油国の多くも減産合意に同調する姿勢を示している。
   原油在庫は依然として、過去5年平均を下回る事はなく、需給が引き締まりを見せているとは言い難い。こうした背景から、サウジアラビアおよびロシアは来年3月まで、9カ月間の生産調整延長が必須であると主張している。

【5月19日現在の原油相場】
 WTI=50.33ドル(前週比2.49ドル高)、ブレント=53.61ドル(前週比2.77ドル高)、オマーン=52.14ドル(前週比2.47ドル高)、ドバイ現物=52.01ドル(前週比2.44ドル高)

・<アーガス情報>反発、減産延長見通し強まる 2017/05/15

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、全ての指標が前週から反発。石油輸出国機構(OPEC)は11日に公表した月報で、「需給バランス回復のため生産調整の延長は必須」と言及。需給改善への期待が強まり買いが優勢となった。
 また、OPECの発表に加え、米エネルギー省(EIA)が発表した原油在庫統計で市場の予想を上回る減少を示したことも、購買意欲を強める要因となった。米国では昨今の原油高により、生産活動の活発化が相次いで報じられている。高い水準を維持している国内原油在庫が減少に傾いたことで、米需給の引き締まりを期待した買い手が調達に動いた。
 ただ、EIAの発表によると、米国の生産量は引き続き増加。5日までの1週間で生産された原油量は日量930万バレルとなり、前週から日量2万1000バレル増加した。
 一方、相場の重荷となっているのは、リビアの原油生産量増加だ。リビアでは武装勢力による攻撃で油田2カ所が生産を停止。4月末に出荷が再開されたばかりだ。原油生産量は既に日量80万バレルに達しており、2014年以来の最多を記録した。

【5月12日現在の原油相場】
 WTI=47.84ドル(前週比1.62ドル高)、ブレント=50.84ドル(前週比1.74ドル高)、オマーン=49.67ドル(前週比1.70ドル高)、ドバイ現物=49.57ドル(前週比1.73ドル高)

・<アーガス情報>原油下落、減産延長に疑問 2017/05/08

【アーガスメディア=週間原油概況】
 前週の原油価格は、すべての指標価格が下落。5日時点のWTI先物価格は前週比1バレル当たり3.11ドル安の46.22ドルまで下落。ブレントは同2.63ドル安の49.10ドルとなった。中東産原油の指標となるドバイ現物価格は同2.33ドル安の47.84ドルまで下落している。
 石油輸出機構(OPEC)を中心とする産油国が実践する減産が5月末までの期限以降は延長に至らないとの見方が売り意欲を促す展開となった。これらの産油国は今月25日に会合を開く予定となっているが、減産延長についての言及がほとんどなされていないことがそうした憶測を生んでいる。
 また、米国の原油生産量が増加傾向にあることも売り意欲を促す要因となっている。前週時点の米国国内での稼働リグ数は前週比13基増の870基となり、2015年8月以来の最多を記録。そのうち原油生産に使われるリグ数は、同9基増の697基となり、これは2015年4月以来の最多数となる。

【5月5日現在の原油相場】
 WTI=46.22ドル(前週比3.11ドル安)、ブレント=49.10ドル(前週比2.63ドル安)、オマーン=47.97ドル(前週比2.80ドル安)、ドバイ現物=47.84ドル(前週比2.33ドル安)

・<アーガス情報>米とリビアの供給増が売り促す 2017/05/01

【アーガスメディア=週間原油概況】
 今週の原油価格は、各指標ともに下落。今週発表の米国稼働リグ数と石油製品在庫の増加が先物市場で売り意欲を促す要因となった。また、週後半にはリビアの石油相が不可抗力条項の適用によって停止している原油輸出が近く再開する可能性を示唆。直前には米国原油在庫の減少を受けて買戻しも見られたが、リビアからの供給が増加するとの見方が再び売り意欲を促す結果となった。
米国の調査会社ベイカー・ヒュー社によると、21日時点の稼働リグ数は前週比10基増の857基となり、2015年9月4日以来の最多数を記録した。そのうち原油掘削に使われるリグ数は前週比5基増となる688基となり、これは2015年4月以来の最多数となる。
リビアでは、武装勢力による攻撃によって破壊されたエル・シャララ油田とエレファント油田のパイプラインが復旧。同国石油相によると今週バルブが開かれており、近々輸出が再開される見通しだ。
ただ、週終盤にはロシアの原油生産量が減少していることが市場の関心を集め、28日の市場においては買意欲が売り意欲を上回る展開となっている。また来月25日に石油輸出国機構(OPEC)の会合が予定されており、さらなる減産を協議することとなっている。当面は今後の供給量を巡る憶測が原油価格を上下させる公算が大きいとの指摘も聞かれる。
【4月30日現在の原油相場】
 WTI=49.33ドル(前週比0.29ドル安)、ブレント=51.73ドル(前週比0.23ドル安)、オマーン=50.77ドル(前週比0.95ドル安)、ドバイ現物=50.17ドル(前週比1.16ドル高)

・IEA省エネ課長、トップランナー方式を評価 2017/04/26

 G20の各国が取り組む省エネ政策の成果が着実に現れている。IEAのマザーウェイ・省エネ課長は25日、都内で講演を行い、「G20では省エネにより、エネルギー需要の13%を削減した」と報告した。なかでも中国では2006年からの5カ年計画で取り組んだ産業界のエネルギー効率化が大きな効果をあげたという。日本については、各部門でバランスよく省エネが行われていると指摘。その理由にトップランナー方式をあげ、これを高く評価した。また福島原発事故後の国民の省エネ意識が継続している点にも言及した。今後の政策につてマザーウェイ氏は、北米や欧州で広がりつつある省エネプロジェクトを入札制とし、企業の技術競争をうながす「市場に任せた手法」(MBI)の普及に期待を示した。

・<アーガス情報>米の生産力、相場を下押す 2017/04/24

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、全ての指標が前週から反落。米国原油価格の指標となるWTIは21日、49.62ドルの終値を付け前週から3.56ドル値を崩した。WTIが40ドル台となるのは1カ月振り。 下落の背景となったのは、米国の生産力だ。前週までOPEC加盟国と非加盟国による生産調整が延期されるとの見通しが強まり、上昇基調となっていた原油相場がここへきて急落した。米国はシェール革命以後、原油生産量を増加しており、その生産力は世界全体で見ても影響力は大きい。米国の原油在庫量は生産の活発化に伴って増加を続けており、これが市場での懸念につながっている。 米エネルギー省が発表した原油在庫統計は先週も増加を示し、14日時点で合計5億3230万バレルとなった。また、季節的に需要が強まる時期にあるガソリンも、在庫の大幅増加が報告された。国内需給が緩まっていることから、市場では売りが優勢となった。
【4月21日現在の原油相場】
 WTI=49.62ドル(前週比3.56ドル安)、ブレント=51.96ドル(前週比3.93ドル安)、オマーン=51.72ドル(前週比2.93ドル安)、ドバイ現物=51.33ドル(前週比2.83ドル安)

・<アーガス情報>需給改善への期待高まる 2017/04/17

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、全ての指標が前週に引き続き上昇基調を強めた。需給が引き締まりつつあるとの見方が買いを誘った。
 国際エネルギー機関(IEA)は先週発刊した月間市場レポートで3月の原油供給が2月から日量75万5000バレル減少していると報告。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による供給量の調整が世界需給を引き締めていると指摘した。
 また、リビアの原油生産量が減少しているとの報告も市場の買いを強めた要因となっている。リビアでは、武装勢力により同国最大の油田シャララから輸出港ザウィアを繋ぐパイプラインが封鎖され、以後、日量49万バレル程の出荷が停止しているとの情報だ。
 OPEC加盟国と非加盟国による供給調整の延長も、多くの産油国がすでに同意する意向を示しており、原油相場は更に上昇基調を強める可能性が高い。

【4月13日現在の原油相場】
 WTI=53.18ドル(前週比1.48ドル高)、ブレント55.89ドル(前週比1.00ドル高)、オマーン=54.65ドル(前週比1.51ドル高)、ドバイ現物=54.16ドル(前週比1.56ドル高)
※先週14日は米国、英国、シンガポールが祝日のため、13日の価格を最新として使用

・<アーガス情報>続伸、減産への期待高まる 2017/04/12

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、引き続き各地で強い基調に支配される展開となった。北海原油の価格指標となるブレント先物価格は7日、1バレル当たり55.24ドルの終値を付けた。米国の生産活動が活発化しているとの懸念から昨今の価格が落ち込んでいたこともあり、同価格が55ドル台となるのは約1カ月振りとなる。
 価格が上昇基調を強めている背景には、OPECおよび非OPEC加盟国による生産抑制がさらに6カ月間続けられる可能性が高まったことがあげられる。先週、イラク国営石油Somoは同国南部の輸出ターミナルからの出荷量が昨年7月以来の最低水準となったと発表。減産が順守されているとの見方が強まり、買いが強まった。
 ただ、米原油在庫は先週も増加を示し、米国の供給力は依然として強いままとの印象だ。しかし、現時点で米国の生産が原油価格に及ぼす影響は限定的と言えるだろう。


【4月7日現在の原油相場】
 WTI=52.24ドル(前週比1.64ドル高)、ブレント=55.24ドル(前週比2.41ドル高)、オマーン=54.49ドル(前週比2.64ドル高)、ドバイ現物=54.01ドル(前週比2.97ドル高)

・<アーガス情報>反発、減産延長の機運高まる 2017/04/03

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各指標ともに反発。OPEC加盟国を中心とする主要産油国の減産合意が延長される機運が高まったことが買戻し意欲を促した。昨年末に締結された同減産合意は当初6カ月間の実施とされていたが、先週末に開かれた会合でさらに6カ月間続けられる公算が高まったとされる。
 また、前週時点においては合意参加国の一部が減産量を遵守していないとの指摘が価格を押し下げる要因となったが、先週に入り各国の遵守意識が高く、実際に合意通りの減産が進んでいることが明らかとなった。
 これに加え、今週中盤に政情が安定しないリビアの原油生産拠点2カ所が停止し、これにともない同国国営NOC社が原油積出について不可抗力条項を発動した。また、先週発表の米国原油在庫統計が市場の予想を下回る増加を示したことも買戻しを促す要因となった。
【3月31日現在の原油相場】
 WTI=50.60ドル(前週比2.63ドル高)、ブレント=52.83ドル(前週比2.03ドル高)、オマーン=51.85ドル(前週比2.18ドル高)、ドバイ現物=51.04ドル(前週比2.07ドル高)

・<アーガス情報>続落、米在庫再び増加 2017/03/27

【アーガスメディア=週間原油概況】
 今週の原油価格は、各指標全てが前週から下落基調を強める展開となった。相場を大きく下押した要因となったのは、米国原油在庫の増加だ。米エネルギー省が今週発表した17日時点の原油在庫は5億3310万バレルとなり、前週から500万バレル増加。市場では、250万~400万バレル程の増加が予想されており、それを上回ったことが価格の下落要因として働いた。
 米国では生産量の増加が在庫を積み上げており、今週はそれに加えて輸入量も増加したことが重荷となった。
 英銀バークレイズのアナリストによると、原油価格は第2四半期にはバレルあたり60ドルまで上昇するという。ただ、価格の上昇は一時的で、その後下半期には50ドル台半ばまで下落が予想されるとの見通しを発表した。
 米国からの生産は今後も活発化が見込まれており、石油輸出国機構(OPEC)による減産も今後の展開が不透明なことが相場を持ち上げるとの予想につながっている。

【3月27日現在の原油相場】
 WTI=47.97ドル(前週比0.81ドル安)、ブレント=50.80ドル(前週比0.96ドル安 )、オマーン=49.67ドル(前週比0.96ドル安)、ドバイ現物=48.97ドル(前週比1.24ドル安)

・<アーガス情報>WTI続落、米の供給力が懸念材料 2017/03/21

【アーガスメディア=週間原油概況】
 20日時点の原油価格は、ブレントが前週から小幅に上昇した一方でWTIが下落。米国からの生産量増加が相場の重荷となっている。
 ただ、先週米エネルギー省が発表した原油在庫統計は、小幅な減少を示した。米国の原油在庫が減少を示すのは今年初となる。これを受けて週後半、価格は小幅に上昇したが、前半の下落を相殺する程には至らなかった。WTI原油の現物受け渡し地となるオクラホマ州クッシングの原油在庫は増加を示したため、相場へのインパクトは限定的だったとの声もある。
 また、石油輸出国機構(OPEC)が発刊した月間報告書では、世界の原油生産量は2月、日量9590万バレルとなり、前月から日量21万バレル減少。しかし、非OPEC加盟国の原油供給量は今年、日量5770万バレルに上り、前年から日量40万t程増加するとの見通しを発表した。
 OPEC加盟国による減産は依然として市場に影響を与える材料となっているものの、現時点では米国の供給力が相場を左右させるカギとなっているようだ。
【3月20日現在の原油相場】
 WTI=48.22ドル(前週比0.18ドル安)、ブレント=51.62ドル(前週比0.27ドル高)、オマーン=50.42ドル(前週比0.23ドル高)、ドバイ現物=49.96ドル(前週比0.09ドル安)