Editor's Eye

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・<アーガス情報>原油混迷、方向感を欠く値動き 2019/03/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は、強材料と弱材料が混在し、方向感を欠く値動きを見せた。22日時点で、米国のWTI先物は前週値を上回ったものの、北海原油の指標となるブレント先物および中東原油はそれを下回った。

サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦の石油相が相次いで、今年後半もOPEC主導の協調減産を継続する必要性があることを示唆。これにより、需給の引き締まりを意識した買いが先行した。

米国エネルギー情報局が毎週発表する国内原油在庫統計が、輸出拡大を映して減少したことも、買い戻しを促す要因となった。

ただ、米国の産油量は増加。リビアの生産量も回復傾向にあり、買いを慎重にさせる局面もあった。

【3月22日現在の原油相場】
WTI先物=59.04ドル(前週比0.52高)、ブレント先物=67.03ドル(前週比0.13ドル安)、オマーン先物=67.42ドル(前週比0.39ドル安)、ドバイ現物=67.41ドル(前週比0.28ドル安) 

・<アーガス情報>原油上昇、需給引き締まり観が台頭 2019/03/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。需給に引き締まり観が台頭し、買いが優勢となった。

国際エネルギー機関(IEA)が中期見通しで、米国など非OPEC加盟国での生産が、需要の伸びを上回る勢いで増加すると予測。市場均衡化を図るにはOPECの減産協力が必要と指摘した。これを受けOPECも加盟国に協調減産の順守を呼びかけ、市場では需給の引き締まりを期待した買いが先行した。

また、産油国であるイランおよびベネズエラの情勢不安も買い意欲を促した。さらに、14日に発表された米国の週間エネルギー統計で、原油在庫が予想外に減少したことも価格に上方圧力を加えた。

一方IEAは、ノルウェーの原油生産が2019~2024年にかけて日量60万バレル増加し、2008年以来の最高水準まで回復すると予測。また15日発表の月報で、ベネズエラからの輸出減少を補うためにOPECの生産余力を利用した場合、供給ひっ迫感は緩和すると指摘し、価格の上昇には幾分か抑制が加わった。

【3月15日現在の原油相場】
WTI先物=58.52ドル(前週比2.45高)、ブレント先物=67.16ドル(前週比1.42ドル高)、オマーン先物=67.81ドル(前週比2.02ドル高)、ドバイ現物=67.69ドル(前週比1.90ドル高) 

・<アーガス情報>原油混迷、方向感を欠く値動き 2019/03/11

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、強材料と弱材料が混在し、方向感を欠く値動き。8日時点で、米国のWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物は前週を上回ったが、中東原油はそれを下回った。

ドイツの船会社BSMが、ベネズエラ国営石油PdVに対し、未払いを理由にタンカー10隻の運行を取りやめると通知。これにより、PdVは原油輸出でフォースマジュールを宣言せざるを得ない状況に追い込まれる公算が高まった。一方、米中の関係改善に期待が高まり、エネルギー需要は回復するとの観測が台頭。需給の引き締まりを好感した買いが一時的に強まった。

ただ、米国では、週間原油在庫統計が予想以上に増加。生産見通しも堅調なことから、買い手としても慎重にならざるを得ない状況。また、OECDが2019年および2020年の世界経済成長率を下方修正したこともあり、価格には下方圧力が加わる局面も見られた。

【3月8日現在の原油相場】
WTI先物=56.07ドル(前週比0.27高)、ブレント先物=65.74ドル(前週比0.67ドル高)、オマーン先物=65.79ドル(前週比0.86ドル安)、ドバイ現物=65.79ドル(前週比0.79ドル安) 

・<アーガス情報>原油下落、需給緩和の観測が台頭 2019/03/04

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給緩和の観測を映して下落。週の中盤から後半にかけて、上昇する局面もあったが、終盤には再び反落。1日時点で、主要指標は軒並み前週を下回った。

週前半、米大統領が「OPECの協調減産が石油価格を押し上げている」として減産の動きをけん制。これを受け、市場では利益確定目的の売りが増えた。

一方、米国の圧力に対し、OPECは減産継続を主張。また、産油国であるベネズエラの情勢が引き続き混乱していることや、米原油週間在庫統計が予想を上回る減少を示したことで、買いが再び台頭。価格も持ち上がった。

しかし、28日、米政府が対中関税引き上げの無期延期を決定したことで、米中関係の先行きに不透明感が台頭。加えて、米サプライマネジメント協会が1日、2月の製造業景況感指数が2016年来の低水準となったと発表したことで、米景気の悪化に懸念が強まり、相場を再び下押す結果となった。

【3月1日現在の原油相場】
WTI先物=55.80ドル(前週比1.46安)、ブレント先物=65.07ドル(前週比2.05ドル安)、オマーン先物=66.65ドル(前週比0.57ドル安)、ドバイ現物=66.58ドル(前週比0.59ドル安) 

・<アーガス情報>原油続伸、需給引き締まりに期待 2019/02/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給の引き締まりが継続するとの観測から買いが先行し、主要指標が軒並み続伸した。

サウジラビアが、OPEC主導の協調減産が功を奏し、4月までには世界の需給が均衡するとの期待を示した。また、今年後半も協調減産を継続する可能性を示唆するとともに、ナイジェリアにも減産を要求した。

米国の経済制裁を受けているベネズエラの石油関連設備で、火災が発生。同国からの原油輸出がさらに減少するとの懸念が強まったことも、買いを誘った。また、米国の石油ガス掘削リグの稼働数が3週間ぶりに減少に転じたことも、強材料として働いた。

米国の週間エネルギー統計で、原油在庫は5週連続で増加を示した。しかし、ガソリンおよび中間留分の在庫が減少したこともあり、価格を下げる要因にはならなかった。

【2月15日現在の原油相場】
WTI先物=57.26ドル(前週比1.67高)、ブレント先物=67.12ドル(前週比0.87ドル高)、オマーン先物=67.22ドル(前週比1.83ドル高)、ドバイ現物=67.17ドル(前週比2.02ドル高) 

・<アーガス情報>原油急伸、需給に引き締まり観 2019/02/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み急伸。世界的に需給が引き締まるとの観測が、買い戻しを促した。

サウジアラビアが、3月の原油生産量を日量980万バレルに減らす意向を示した。12月と比べると、約76万バレル少ないとの試算があり、品薄感が台頭した。また、米国政府によるベネズエラへの経済制裁が長引く可能性が出てきたことで、同国からの重質高硫黄原油の供給がさらに減少するとの懸念が強まった。

一方、米国が中国製品に対する関税の引き上げ延期を検討していることで、景気悪化および、それにともなう石油需要後退への警戒感は和らいだ。また、米国の週間原油在庫統計は4週連続で増加。このため、価格の上昇には幾分か抑制が加わった。

【2月15日現在の原油相場】
WTI先物=55.59ドル(前週比2.87ドル高)、ブレント先物=66.25ドル(前週比4.15ドル高)、オマーン先物=65.39ドル(前週比3.63ドル高)、ドバイ現物=65.15ドル(前週比3.58ドル高) 

・<アーガス情報>原油下落、需給緩和観が台頭 2019/02/12

【アーガスメディア=週間原油概況】
11日までの一週間における原油価格は、主要指標が軒並み下落。石油需要が伸び悩むとの観測が強まる一方、米国およびロシアで生産が拡大するとの見方が台頭。需給はしばらく引き締まらないとの見通しから、売りが先行した。

米中貿易交渉が難航しており、景気後退に対する懸念が根強い。このため、石油などのエネルギー需要も想定程は増えないとの慎重な見方が台頭した。

一方、米国では、原油週間在庫統計が3週連続で増加。8日に発表された国内石油ガス採掘リグの稼働数も、前週から4基増えた。また、ロシア国営石油ロスネフチ社は、2019年の生産量を前年比で3~4.5%増やす方針を示した。

ベネズエラ国営石油PdV社に対する米国政府の経済制裁によって、同国の石油生産量は減少傾向にある。しかし市場では、供給逼迫を招くほどの要因にはならないとの楽観が広がっている。

【2月11日現在の原油相場】
WTI先物=52.41ドル(前週比2.15ドル安)、ブレント先物=61.51ドル(前週比1.00ドル安)、オマーン先物=62.17ドル(前週比1.17ドル安)、ドバイ現物=61.96ドル(前週比1.03ドル安) 

・<アーガス情報>欧米原油、需給逼迫観を映して上昇 2019/02/04

【アーガスメディア=週刊原油概況】
先週の原油市場は、米国のWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物が上昇。供給が減少するとの観測に加え、米中貿易摩擦に対する懸念が和らいだことで、需要が回復するとの期待が台頭。需給の引き締まりを好感した買いが先行した。

米国政府は1月28日、ベネズエラの国営石油PdV社に対し経済制裁を発令。4月28日を以って、米金融機関とPdV間の取引および同社の油田で操業している米企業の活動が停止するとともに、同国からの原油輸入も禁止される見通しとなった。

また、2月1日に発表された米国の石油ガス掘削リグの稼働数が、前週から14基減少。加えて、同国の主要な生産者であるConocoPhilips社やHess社が、2019年は稼働数を据え置き、生産を抑制する方針を発表。最近の原油価格の変動を受け、増産に対して慎重な構えを見せた。一方で、小規模生産者は稼働数を減らしていくとの見方が広がっている。

さらに1月31日、米大統領が、3月1日を期限として対中貿易協定の締結を目指すと発表。具体的な期限が示されたことによって、両国の貿易摩擦に対する懸念が和らいだ。

【2月1日現在の原油相場】
WTI先物=55.26ドル(前週比1.57 ドル高)、ブレント先物=62.75ドル(前週比1.11ドル高)、オマーン先物=61.19ドル(前週比0.20ドル安)、ドバイ現物=60.79ドル(前週比0.53ドル安)

・<アーガス情報>原油先物、後半反発も前週割れ 2019/01/28

【アーガスメディア=週刊原油概況】
先週の原油先物価格は、前半は軟調だったものの、後半に反発。しかし、指標価格はいずれも、25日時点で前週を下回る水準にとどまった。

週前半は、中国を中心に、世界経済の減速に懸念が台頭。同時に、石油需要が減少するとの観測から、市場では売りが先行した。

しかし、後半は一転。24日発表された米国の週間エネルギー統計で、WTI原油の受け渡し地点となるオクラホマ州クッシングで在庫が減少。供給が引き締まるとの見方が広がり、買い戻しが入った。

また、産油国であるベネズエラで情勢混乱が続いていることも、強材料として働いた。世界市場ではすでに、OPECの協調減産、米国によるイラン制裁およびカナダの減産で、中重質原油の供給に品薄観が生じている。こうした状況のなか、ベネズエラから重質高硫黄原油の輸出が滞るようなことになれば、供給はさらに逼迫する可能性がある。

他方で、中東の現物原油は、OPEC産油国による減産と北東アジアからの需要を支えに上昇した。

【1月25日現在の原油相場】
WTI先物=53.69ドル(前週比0.11ドル安)、ブレント先物=61.64ドル(前週比1.06ドル安)、オマーン先物=61.39ドル(前週比0.11ドル安)、ドバイ現物=61.32ドル(前週比0.42ドル高)

・<アーガス情報>欧米原油が上昇、需給改善に期待 2019/01/21

【アーガスメディア=週刊原油概況】先週の原油市場は、米国のWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物が上昇。供給過剰への懸念が価格を押し下げる局面もあったものの、週の終盤には米国の油田掘削活動が鈍化したことから、そうした不安が払拭される展開となった。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが18日に発表した国内石油ガス掘削リグの稼働数は1,050基となり、前週から実に25基減少した。週間の減少数としては、27基を記録した2016年2月以来最多となる。市場では、最近の価格変動を受けて、生産者の多くが生産見通しを立てられないでいるとの指摘がある。

また、国際エネルギー機関が最新の石油市場レポートで、OPEC主導の協調減産が順調に進めば、今年前半にも市場は均衡状態に戻るとの見解を示した。米国の原油週間在庫統計が減少したことや、中国の景気刺激策への期待も強材料となり、市場では需給の引き締まりを期待した買いが優勢となった。

OPECは今年の原油需要の伸びは日量129万バレルに止まり、昨年の150万バレルから鈍化すると予想。また、米エネルギー情報局は、2020年の国内生産量は過去最高の日量1,290万バレルに達すると予測した。しかし、買いの抑制効果は、一時的なものにとどまった。

【1月18日現在の原油相場】
WTI先物=53.80ドル(前週比2.21ドル高)、ブレント先物=62.70ドル(前週比2.22ドル高)、オマーン先物=61.50ドル(前週比0.04ドル安)、ドバイ現物=60.90ドル(前週比0.20ドル高)

・<アーガス情報>原油、後半軟調も前週上回る 2019/01/15

【アーガスメディア=週刊原油概況】
14日までの一週間における原油市場は、主要指標が軒並み上昇。週後半は軟調だったものの、前半の上昇分が残る結果となった。

前半は、米国と中国の通商協議に進展が見られたことで、景気悪化に対する懸念が後退。同時に、石油需要が減少するとの不安が払拭された。また、アラブ首長国連邦のエネルギー相が、協調減産を免除されているOPEC加盟国からの供給に支障が生じる可能性があることを示唆。市場では、需給の引き締まりを懸念する買いが優勢となった。

しかし後半、中国の12月生産者物価指数が2016年9月以来の低い伸び率にとどまったことで、市場は一転。原油の大消費国である中国の景気減速に警戒感が強まり、売りが先行した。また、米中の貿易摩擦をめぐり、現時点で具体的な解決策が見いだせていないことも、相場への重荷となった。

【1月11日現在の原油相場】
WTI先物=50.51ドル(前週比1.99ドル高)、ブレント先物=58.99ドル(前週比1.66ドル高)、オマーン先物=59.40ドル(前週比2.38ドル高)、ドバイ現物=59.01ドル(前週比2.15ドル高)

・<アーガス情報>原油反発、需給緩和の懸念後退 2019/01/07

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は、需給緩和に対する懸念が後退し、主要指標が軒並み反発した。

米国と中国の通商協議が7~8日に開催されるとの発表を受けて、市場では貿易摩擦による景気減速および、それにともなうエネルギー需要の後退に対する警戒感が和らいだ。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油ガス掘削リグの稼働数が、前週から8基減少。また、OPEC加盟国および非加盟国が、必要なら更なる減産に応じる構えがあるとの情報もあり、市場では買いが先行した。

4日発表された米国の原油週間在庫統計は、前週比で横ばいとなった。発表前は減少するとの観測が大勢で、予想に反する結果となったが、これが買いを抑制する材料にはならなかった。

【1月4日現在の原油相場】
WTI先物=47.96ドル(前週比2.63ドル高)、ブレント先物= 57.06ドル(前週比4.86ドル高)、オマーン先物=55.72ドル(前週比3.87ドル高)、ドバイ現物= 55.42ドル(前週比2.51ドル高)

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