Editor's Eye

漢字2文字、半角4文字以上で検索してください
・<アーガス情報>欧米原油が上昇、需給改善に期待 2019/01/21

【アーガスメディア=週刊原油概況】先週の原油市場は、米国のWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物が上昇。供給過剰への懸念が価格を押し下げる局面もあったものの、週の終盤には米国の油田掘削活動が鈍化したことから、そうした不安が払拭される展開となった。 米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが18日に発表した国内石油ガス掘削リグの稼働数は1,050基となり、前週から実に25基減少した。週間の減少数としては、27基を記録した2016年2月以来最多となる。市場では、最近の価格変動を受けて、生産者の多くが生産見通しを立てられないでいるとの指摘がある。 また、国際エネルギー機関が最新の石油市場レポートで、OPEC主導の協調減産が順調に進めば、今年前半にも市場は均衡状態に戻るとの見解を示した。米国の原油週間在庫統計が減少したことや、中国の景気刺激策への期待も強材料となり、市場では需給の引き締まりを期待した買いが優勢となった。 OPECは今年の原油需要の伸びは日量129万バレルに止まり、昨年の150万バレルから鈍化すると予想。また、米エネルギー情報局は、2020年の国内生産量は過去最高の日量1,290万バレルに達すると予測した。しかし、買いの抑制効果は、一時的なものにとどまった。 原油価格($/bl) 01/18 ± WTI先物(NYMEX) 53.80 2.21 ブレント先物(ICE) 62.70 2.22 オマーン先物(DME) 61.50 -0.04 ドバイ現物(Argus) 60.90 -0.20

・<アーガス情報>原油、後半軟調も前週上回る 2019/01/15

【アーガスメディア=週刊原油概況】
14日までの一週間における原油市場は、主要指標が軒並み上昇。週後半は軟調だったものの、前半の上昇分が残る結果となった。

前半は、米国と中国の通商協議に進展が見られたことで、景気悪化に対する懸念が後退。同時に、石油需要が減少するとの不安が払拭された。また、アラブ首長国連邦のエネルギー相が、協調減産を免除されているOPEC加盟国からの供給に支障が生じる可能性があることを示唆。市場では、需給の引き締まりを懸念する買いが優勢となった。

しかし後半、中国の12月生産者物価指数が2016年9月以来の低い伸び率にとどまったことで、市場は一転。原油の大消費国である中国の景気減速に警戒感が強まり、売りが先行した。また、米中の貿易摩擦をめぐり、現時点で具体的な解決策が見いだせていないことも、相場への重荷となった。

【1月11日現在の原油相場】
WTI先物=50.51ドル(前週比1.99ドル高)、ブレント先物=58.99ドル(前週比1.66ドル高)、オマーン先物=59.40ドル(前週比2.38ドル高)、ドバイ現物=59.01ドル(前週比2.15ドル高)

・<アーガス情報>原油反発、需給緩和の懸念後退 2019/01/07

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は、需給緩和に対する懸念が後退し、主要指標が軒並み反発した。

米国と中国の通商協議が7~8日に開催されるとの発表を受けて、市場では貿易摩擦による景気減速および、それにともなうエネルギー需要の後退に対する警戒感が和らいだ。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油ガス掘削リグの稼働数が、前週から8基減少。また、OPEC加盟国および非加盟国が、必要なら更なる減産に応じる構えがあるとの情報もあり、市場では買いが先行した。

4日発表された米国の原油週間在庫統計は、前週比で横ばいとなった。発表前は減少するとの観測が大勢で、予想に反する結果となったが、これが買いを抑制する材料にはならなかった。

【1月4日現在の原油相場】
WTI先物=47.96ドル(前週比2.63ドル高)、ブレント先物= 57.06ドル(前週比4.86ドル高)、オマーン先物=55.72ドル(前週比3.87ドル高)、ドバイ現物= 55.42ドル(前週比2.51ドル高)

・<アーガス情報>原油急落、供給過剰観が強まる 2018/12/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み急落。WTI先物は21日時点で45.59ドルとなり、2017年7月以来の安値を付けた。

米国の利上げ決定を受けて、株価が下落。景気後退で石油需要が減少するとの懸念が、売りを促した。また、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油ガス掘削リグの稼働数が、前週から9基増加。加えて、原油の主要消費国の一つであるインドが、今年度の需要増加の見通しに下方修正を加えたことで、市場では供給過剰観が一段と強まった。

米国の週間原油在庫統計は、3週連続で減少を示した。また、OPEC主導の協調減産が来月以降も継続される予定だ。しかし、これらの要因が価格を持ち上げる材料にはならなかった。

【12月21日現在の原油相場】
 WTI先物=45.59ドル(前週比5.61ドル安)、ブレント先物=53.82ドル(前週比6.46ドル安)、オマーン先物=54.30ドル(前週比5.67ドル安)、ドバイ現物=53.42ドル(前週比6.12ドル安)

・<アーガス情報>原油混迷、方向感を欠く値動き 2018/12/17

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は、強材料と弱材料が混在し、各地の指標価格は方向感を欠く値動きとなった。14日時点で、米国のWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物は前週比で下落。一方、中東原油はそれを上回る水準を保った。

国際エネルギー機関(IEA)が、来年のOPEC非加盟国による原油の生産量はこれまでの予想ほどは増えないと予測。OPEC加盟国と非加盟国が来年1~6月に日量120万バレルの減産に合意したことと、カナダのアルバーター州知事による減産決定を受けたもので、市場では買いが先行。米国の原油週間在庫統計が2週連続で減少したこともあり、価格には上方圧力が加わった。

しかし、一方で、需給緩和を予想させる材料も浮上。ナイジェリアが、原油およびコンデンセート生産量を来月末までに日量220万バレル、来年末までに250万バレルまで引き上げる計画であることが分かった。また、米国のガソリン週間在庫が前週比で増加したこともあり、国内の石油精製量が減らされるとの見方もある。

【12月14日現在の原油相場】
WTI先物=51.20ドル(前週比1.41ドル安)、ブレント先物=60.28ドル(前週比1.39ドル安)、オマーン先物=59.97ドル(前週比1.21ドル高)、ドバイ現物=59.54ドル(前週比1.24ドル高)

・<アーガス情報>欧米の原油反発、需給に引き締まり観 2018/12/10

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、米国のWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物が反発。週の半ば、軟調な値動きを見せる局面もあったものの、終盤にかけて再び強基調を取り戻した。

OPECは7日、非加盟国の主要産油国との会合で、来年1月から6カ月間にわたり、合計で日量120万バレル減産することで合意した。内訳は、OPEC加盟国が日量80万バレル、非加盟国が同40万バレルとなる。

前日に開催されたOPECの総会では、来年の減産水準が合意に至らなかったため、買い手の多くが慎重な構えに転じ、相場の重荷となった。しかし、翌日の減産決定を受けて、市場は一転。需給に引き締まり観が台頭し、買いが再び先行する展開となった。

米中の貿易摩擦に対する懸念の緩和や、米国の週間原油在庫統計が11週ぶりに減少したことも、価格を支える材料となった。

【12月7日現在の原油相場】
 WTI先物=52.61ドル(前週比1.68ドル高)、ブレント先物=61.67ドル(前週比2.96ドル高)、オマーン先物=58.76ドル(前週比0.50ドル安)、ドバイ現物=58.30ドル(前週比0.91ドル安)

・<アーガス情報>原油続落、供給過剰の懸念続く 2018/12/03

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続落。供給過剰の状態が続くとの懸念が、売り意欲を促した。

米国では、製油所の稼働率がここへきて上昇しているものの、好調な原油生産と輸入の増加で、在庫は減るどころか増加傾向にある。エネルギー情報局(EIA)が先週発表した在庫統計は、10週連続で増加を示した。また、EIAによると、9月の国内原油生産力は日量1,147万バレルに達し、過去最高を更新した。

為替市場で米ドルが他の主要通貨に対して上昇したことも、価格を押し下げる要因となった。原油の大半は米ドル建てで取引されているため、ドル高の進行は原油に割高感をもたらし、買いが弱まる傾向にある。

ただ、英北海沖のバザード油田が、点検のため生産を停止した。また、ナイジェリアがサウジアラビアとの会合で原油需給の均衝化に貢献する意向を示したことも強材料となり、価格の下落には幾分か抑制が加わった。

【11月30日現在の原油相場】
 WTI先物=50.93ドル(前週比3.70ドル安)、ブレント先物=58.71ドル(前週比0.09ドル安)、オマーン先物=59.26ドル(前週比2.48ドル安)、ドバイ現物=59.21ドル(前週比2.15ドル安)

・<アーガス情報>原油急落、ブレント先物は60ドル割れ 2018/11/26

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み急落。北海原油の指標となるブレント先物は23日時点で58.8ドルまで値を下げ、昨年10月以来、初めて60ドルを割り込んだ。

週の半ば、株価の下落が世界的な景気減速の兆候を強めたことで、エネルギー需要がさらに弱まるとの見方が台頭。同時に、原油供給の過剰観が一段と強まった。

米国の週間原油在庫統計が、国内生産が好調なことを背景に、9週連続で増加を示した。また、イラクの原油輸出が回復するとの見方もあり、市場では売りが優勢となった。

ただ、供給過剰の状態が続けば、OPEC加盟国および非加盟国が12月の生産を減らす可能性があるとの見方も出てきており、これが価格の下落を幾分か抑制した。

【11月23日現在の原油相場】
 WTI先物=54.63ドル(前週比1.83ドル安)、ブレント先物=58.80ドル(前週比7.96ドル安)、オマーン先物=61.74ドル(前週比5.37ドル安)、ドバイ現物=61.36ドル(前週比5.15ドル安)

・<アーガス情報>原油続落、需給緩和観が強まる。 2018/11/19

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続落。WTI先物は一時、昨年11月以来の最低値となる55.69ドルまで値を下げたほか、ブレント先物も3月以来の安値となる65.47ドルを付けた。

米国政府によるイラン産原油の禁輸制裁で、主な買い手となる中国およびインドを含む8カ国が適用除外となった。これにより、非イラン原油に対する需要がそれほど高まらないとの見方が広がった。

一方で、OPEC、国際エネルギー機関(IEA)および米国エネルギー情報局(EIA)が相次いで、2018~19年の需要後退を示唆。これにより、需給緩和の観測が一段と強まった。

ただ、週後半、中国の10月原油需要が過去最高を記録。加えて、米国の週間統計で、ガソリンと中間留分の在庫が減少したこともあり、これらが価格の下落をある程度抑制した。

【11月16日現在の原油相場】
 WTI先物=56.46ドル(前週比3.73ドル安)、ブレント先物=66.76ドル(前週比3.42ドル安)、オマーン先物=67.11ドル(前週比2.63ドル安)、ドバイ現物=66.51ドル(前週比2.89ドル安)

・<アーガス情報>原油続落、供給逼迫懸念が後退 2018/11/12

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続落。WTI先物は9日時点で、今年3月初旬以来の低値となる60.19ドルまで値を落とした。

米国政府によるイラン産原油の禁輸制裁で、8カ国が適用除外となった。イラン原油の主な買い手となる中国とインドが含まれたことで、供給逼迫への懸念が後退した。これら8カ国は、今後6カ月間に限り、イラン原油の輸入続行が認められている。

米国の週間原油在庫統計が、国内生産の増加を背景に、7週連続で増加を示したことも、相場を下押す要因となった。また、同国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油ガス掘削リグの稼働数も、前週から14基増えた。

米国エネルギー情報局は、堅調な生産活動を受けて、2019年の国内生産見通しを2.6%引き上げ、過去最高となる日量1,206万バレルに達すると予測した。

【11月9日現在の原油相場】
 WTI先物=60.19ドル(前週比2.95ドル安)、ブレント先物=70.18ドル(前週比2.65ドル安)、オマーン先物=69.74ドル(前週比2.16ドル安)、ドバイ現物=69.40ドル(前週比1.94ドル安)

・<アーガス情報>原油下落、イラン産の供給懸念が緩和 2018/11/05

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。イラン産の供給減少に対する懸念が緩和したことで、供給余剰観が一段と強まった。

米国の国務長官が2日、対イラン経済制裁として実施するイラン産原油の全面禁輸において、8カ国への適用を一時的に除外すると発表。国名は制裁が発動する5日に公表される。米国と中国の貿易摩擦を背景とする景気後退で、石油需要が弱まるとの観測がある中で、イラン産原油の供給懸念が後退したため、市場では売りが先行した。

また、米国の8月生産量が、前月比3.8%増の日量1,140万バレルに増加。国内在庫も6週連続で積み上がっている。加えて、ロシアでも10月の原油およびコンデンセート生産量が、ソ連崩壊後で最高となる日量1,140万バレルを記録しており、足元の市場は供給過多の状態が続くとの見方が強い。

【11月2日現在の原油相場】
 WTI先物=63.14ドル(前週比4.45ドル安)、ブレント先物=72.83ドル(前週比4.79ドル安)、オマーン先物=71.90ドル(前週比4.20ドル安)、ドバイ現物=71.34ドル(前週比4.08ドル安

・<アーガス情報>原油続伸、需給引き締まり感が台頭 2018/10/29

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。週の後半は、需給の引き締めを予想させる材料が価格を持ち上げたが、前半の下落を相殺するには至らなかった。

週前半の市場は、供給過剰感が台頭。サウジアラビアの石油相が、原油生産を日量100万~200万バレル引き上げる可能性を示唆したことで、売りが加速した。また、米国の週間原油在庫統計が5週連続で増加。加えて、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産で、9月の順守率が前月比18ポイント減の111%に低下したことも、売りを誘う材料となった。

ただ、後半は一転。米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが26日に発表した国内石油ガス掘削リグの稼働数が前週比で1基の増加にとどまった。これにより、市場では米国の原油生産が減速するとの観測が広がり、買いが強まる展開となった。また、中国やインドの原油需要が旺盛なことや、米国の石油製品在庫が減少したことも、相場を支える材料となった。

【10月26日現在の原油相場】
 WTI先物=67.59ドル(前週比1.53ドル安)、ブレント先物=77.62ドル(前週比2.16ドル安)、オマーン先物=76.10ドル(前週比2.61ドル安)、ドバイ現物=75.42ドル(前週比2.32ドル安)

刊案内
img 6.6kV高圧需要家構内での事故解析
2018年12月
芳田眞喜人
img 開発は不可能を可能にする
2018年12月
岡田民雄
img 国際経済の荒波を駆ける
2018年11月
林康夫
【新刊一覧へ】