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・<アーガス情報>原油上昇、需給ひっ迫感が台頭 2018/09/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
17日までの1週間における原油価格は、主要指標が軒並み上昇。需給ひっ迫感の強まりが、買い意欲を促した。

米エネルギー情報局(EIA)が11日、2018年および19年の国内原油生産見通しに下方修正を加えたことを受けて、供給量が当初の想定よりも少なくなるとの観測が台頭。米国の対イラン制裁で、イラン産原油の輸出量が減少していることもあり、市場では買いが優勢となった。また、中国の8月原油輸入量が前月比で増加したことも、価格を支えた。

ただ、タンカー衝突事故の影響で輸出停止を余儀なくされているベネズエラ東部のホセ港が、10月初旬までに再開する見通し。米国の主要シェール油田における10月生産量が前月比で増加するとの予測もあり、価格の上昇には幾分か抑制が加わった。

【9月17日現在の原油相場】
 WTI先物=68.91ドル(前週比1.37ドル高)、ブレント先物=78.05ドル(前週比0.68ドル高)、オマーン先物=76.96ドル(前週比0.68ドル高)、ドバイ現物=76.37ドル(前週比0.54ドル高)

・<アーガス情報>原油下落、米石油製品在庫が増加 2018/09/10

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。米国の週間統計で、国内の石油製品在庫が増加したことが、売りを誘う要因となった。

米エネルギー情報局(EIA)が発表した統計によると、国内ガソリン在庫が前週から180万バレル増加して、2億3460万バレルに達した。これは、過去5年平均を7%上回る水準だ。中間留分在庫も増加しており、石油精製量が今後減らされるとの観測が広がった。

米国の国内原油在庫統計は、製油所が高稼働を続けていることを背景に、3週連続で減少。しかし、価格を持ち上げる要因にはならなかった。

また、イラン、ロシア、アルジェリア、およびベネズエラからの供給が減少しているものの、価格は前週比で上昇していないことから、世界的な需給ひっ迫を招くほどの材料にはならないとの見方が大勢となっているようだ。

【9月7日現在の原油相場】
 WTI先物=67.75ドル(前週比2.05ドル安)、ブレント先物=76.83ドル(前週比0.59ドル安)、オマーン先物=75.26ドル(前週比0.50ドル安)、ドバイ現物=74.63ドル(前週比1.15ドル安)

・<アーガス情報>原油上昇、需給逼迫懸念消えず 2018/09/03

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。需給逼迫への懸念が根強く、各地で引き続き、買いが先行した。

ベネズエラ東部のホセ港で、タンカーの衝突事故が発生。この影響で、同ターミナルからの輸出が日量20万バレル減少した。加えて、米国の週間原油在庫統計が、輸出増加を背景に、予想を上回る減少を示したほか、国内ガソリン在庫も減少した。

また、米国とメキシコが通商協定に合意。これにより、景気が好転し、石油需要が強まるとの期待が広がり、需給を一段と引き締めた。

ただ、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産で、年初150%以上だった順守率が、7月は109%に低下。米中の貿易摩擦による景気後退への不安もある。加えて、米国では、原油生産が好調だ。このため、価格の上昇には、幾分か抑制が加わる結果となった。

【8月31日現在の原油相場】
 WTI先物=69.80ドル(前週比1.08ドル高)、ブレント先物=77.42ドル(前週比1.60ドル高)、オマーン先物=75.76ドル(前週比1.37ドル高)、ドバイ現物=75.78ドル(前週比1.64ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、供給懸念強まる 2018/08/27

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。供給逼迫への懸念が、各地で買いを促した。

米国の対イラン制裁の影響で、イラン産原油の輸出減少が顕著になり始めた。また、米国では、週間原油在庫統計が大幅減少を示したほか、国内石油掘削リグの稼働数も減少。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズによると、稼働リグの減少数は今年最大となる13基を記録した。

北海でフランスのトタール社が操業する石油プラットフォームで労働者ストライキが続いていることも、供給不安を煽る要因となった。

ただ、中国が米国の石油製品や石炭などのエネルギー商品に関税を賦課したことで、両国の貿易摩擦が悪化。これにより、世界経済が減速するとの懸念が広がり、価格の上昇を幾分か抑制した。

【8月24日現在の原油相場】
 WTI先物=68.72ドル(前週比2.81ドル高)、ブレント先物=75.82ドル(前週比3.99ドル高)、オマーン先物=74.39ドル(前週比3.78ドル高)、ドバイ現物=74.14ドル(前週比3.76ドル高)

・<アーガス情報>原油、後半反発も前週下回る 2018/08/20

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。週後半は反発したものの、前半の下落が残る結果となった。

週前半~中盤は、供給逼迫の緩和を予想させる材料が出そろったことで、売りが先行した。まず、石油輸出国機構(OPEC)が2018~2019年の世界石油需要見通しに下方修正を加えた一方で、OPEC非加盟国による供給予測を引き上げた。米国の週間原油在庫統計が予想に反して増加したことや、武装襲撃で半減していたリビアの産油量が回復していることもあり、手仕舞いを急ぐ売り手が増えた。

また、トルコ情勢の悪化を背景に、金融市場で米ドルが他の主要通貨に対して上昇。原油の大半はドル建てで取引されるため、原油に割高感が台頭したことも、相場への重荷となった。

しかし、週後半は一転。バルト海および黒海で9月初旬に船積みされるロシア産原油の海上輸出量が減少するとの見方が台頭。米国の対イラン制裁への懸念もあり、買い意欲が再び強まった。

【8月17日現在の原油相場】
 WTI先物=65.91ドル(前週比1.72ドル安)、ブレント先物=71.83ドル(前週比0.98ドル安)、オマーン先物=70.61ドル(前週比0.10ドル安)、ドバイ現物=70.38ドル(前週比0.10ドル安)

・<アーガス情報>原油下落、供給増と米中対立で売り加速 2018/08/06

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。供給余剰観の強まりや、米国および中国の貿易摩擦の悪化を背景に、売りが先行した。

ロシアの8月輸出量が、前月比で増加する見通し。国内製油所の稼働率が低いことに加え、石油輸出国機構(OPEC)加盟国および非加盟国による協調減産の緩和で国内生産が増加傾向にあることが背景にある。また、米国でも、週間原油在庫統計が輸出減少を受けて、予想外に増えた。

中国国営石油大手のシノペックが、9月到着分から米国原油の輸出を停止すると発表。米中の通称問題をめぐる対立が顕著となるなか、世界経済の減速および、それにともなう原油需要の後退を懸念した売りが強まった。

日本の6月原油輸入量が、昨年に比べ15%減、前月比で22%減少したことも、売りを加速させる一因となった。

【8月3日現在の原油相場】
 WTI先物=68.49ドル(前週比0.20ドル安)、ブレント先物=73.21ドル(前週比1.08ドル安)、オマーン先物=72.00ドル(前週比1.76ドル安)、ドバイ現物=71.95ドル(前週比1.56ドル安)

・<アーガス情報>原油、WTI下落もブレントは上昇 2018/07/30

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、米国のWTI先物が下落した一方で、北海原油の指標となるブレント先物は上昇。中東原油もブレントに連動する格好で値を伸ばした。

ブレント先物および中東原油には、中東情勢悪化への懸念が上方圧力として働いた。サウジアラビアの原油タンカーが、紅海航行中に武装襲撃を受けたことを受けて、国営サウジ・アラムコ社が同航路の原油輸送を一時的に停止すると発表。これにより、供給不安が広がり、市場では買いが先行した。また、米国の週間原油在庫統計が、予想を上回る減少を示したことも、価格を支える要因となった。

WTI先物も、中東不安や米在庫の減少を支えに上昇する局面もあった。しかし、リビアの生産がフォースマジュールの解除で増加する見通しであることや、米国内の石油掘削リグの稼働数が増加したことが相場への重荷となり、前週の水準以上に値を戻すには至らなかった。

【7月27日現在の原油相場】
 WTI先物=68.69ドル(前週比1.77ドル安)、ブレント先物=74.29ドル(前週比1.22ドル高)、オマーン先物=73.76ドル(前週比2.23ドル高)、ドバイ現物=73.51ドル(前週比2.14ドル高)

・<アーガス情報>原油軟化、供給過剰感消えず 2018/07/23

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。供給引き締め材料はあるものの、過剰感を完全に払拭するには至らなかった。

石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産で、6月の順守率が5月比26ポイント減の121%に低下したことを受けて、減産緩和を意識した売りが増加した。加えて、ナイジェリア産ボニーライト原油の8月輸出量が、フォースマジュール解除で今年最高の21万9000バレルに達するとの見通しがある。また、ストライキで停止していたノルウェーでの生産が再開したほか、米国のシェール原油の生産も好調だ。このため、足元の供給は余剰との見方が強い。

ただ、サウジアラビアの8月輸出量が、日量10万バレル減少する見通し。また、米国石油サービス会社ベーカー・ヒューズが20日発表した国内石油ガス掘削リグの稼働数は、前週比で8基減少。米国の油田開発大手シュルンベルジェは、今後数年で生産開始が予定されている油田だけでは、高まる需要を満たすには不十分と指摘すると同時に、世界全体の生産余力は今後10数年で過去最低の水準近くにまで落ち込むと分析。このため、価格の下落には幾分か抑制が加わった。

【7月20日現在の原油相場】
 WTI先物=70.46ドル(前週比0.55ドル安)、ブレント先物=73.07ドル(前週比2.26ドル安)、オマーン先物=71.53ドル(前週比0.10ドル安)、ドバイ現物=71.37ドル(前週比0.05ドル安)

・<アーガス情報>ブレント4月水準に急落、ひっ迫感解消へ 2018/07/17

【アーガスメディア=週間原油概況】
16日までの一週間の原油市場は、すべての指標が前週から下落。一時1バレル当たり79.44ドルまで急伸したブレント先物価格は16日、前週比6.23ドル安の71.84ドルまで下落した。懸念されていた供給不足への不安が解消に向かうとの見通しが強まり、売りが先行した。

石油輸出国機構(OPEC)は月間レポートで、「原油需要の成長は減速するものの、非OPEC加盟国の生産量は2019年増加を続ける」と発表。需給が再び緩まる見通しが強まった。

また、リビア国営石油(NOC)は、輸出港を巡った武力衝突により停止していたシドラ湾原油積み出し港4施設の運営を再開すると発表。同社によると、4施設の運営が再開すると、日量8万5000バレルほどが出荷される見込みとの情報だ。

ただ、12日に国際エネルギー機関(IEA)が供給のひっ迫感を緩める実材料の不足を指摘。価格はブレントを中心に小幅に反発し、下落を幾分か相殺した。

【1月26日現在の原油相場】
 WTI先物=68.06ドル(前週比5.79ドル安)、ブレント先物=71.84ドル(前週比6.23ドル安)、オマーン先物=73.07ドル(前週比1.77ドル安)、ドバイ現物=72.97ドル(前週比1.75ドル安)

・<アーガス情報>原油下落、需給緩和観が台頭 2018/07/09

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給の緩みを意識した売りが優勢となり、主要指標が軒並み下落した。

サウジアラビアでは、7月中にこれまでに前例のない日量1080万バレルの原油生産が見込まれている。また、ロシアも、8月中には日量20万バレルの増産が可能との見解を示している。

米国エネルギー情報局が毎週発表する原油在庫統計が、市場の予想に反して増加を示したことも、売りを誘う材料となった。輸出の減少および輸入の増加が、在庫水準を高めた。さらに、同国石油サービス会社ベーカー・ヒューズが6日発表した国内石油掘削リグの稼働数が4週ぶりに増加に転じたことも、相場の重荷となった。

ただ、米国の5月の輸出量が、過去最高の日量200万バレルを記録。また、リビア、イラン、およびベネズエラの供給不安は根強い。このため、価格の下落は幾分か抑制される結果となった。

【7月6日現在の原油相場】
 WTI先物=73.80ドル(前週比0.35ドル安)、ブレント先物=77.11ドル(前週比2.33ドル安)、オマーン先物=74.25ドル(前週比1.07ドル安)、ドバイ現物=74.11ドル(前週比1.45ドル安)

・<アーガス情報>WTI3年ぶりの高値、米生産力に懸念 2018/07/02

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場はすべての指標が前週から急伸。米国原油の指標となるWTI先物価格は29日、バレルあたり74.15ドルの終値を付け、2014年11月ぶりとなる高値を更新した。

先週米エネルギー省(EIA)から発表された週間原油在庫統計は、市場の予想を大幅に上回る前週比990万バレル減となり、3週連続の減少を示した。同国からの原油輸出量が増加傾向にあることが在庫量を減少させている背景であるものの、国内の生産力には懸念の声が集まっている。

週終わりの金曜日に発表された米国内で稼働する掘削リグ数は前週から5基減少の1047基となった。通常、原油価格が上昇すると、生産も増加する傾向にあるが、掘削リグ稼働数は3週連続で減少している。

また、リビア、ベネズエラ、カナダなど複数国で生産問題があることも、相場を強めている一因だ。トランプ米政権はイランに原油の生産を11月4日までに打ち切るよう要請しており、イラン原油を輸入している買い手諸国にも調達を禁ずるよう要求している。これらの材料は、WTI価格だけでなく、他指標にも上方圧力として働いている。

【6月29日現在の原油相場】
 WTI先物=74.15ドル(前週比5.57ドル高)、ブレント先物=79.44ドル(前週比3.89ドル高)、オマーン先物=75.32ドル(前週比3.53ドル高)、ドバイ現物=75.56ドル(前週比3.78ドル高)

・<アーガス情報>先物反発、OPEC増産合意も想定内 2018/06/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は先物価格が前週から上昇。石油輸出国機構(OPEC)が22日に開いた総会を境に、前半が下落、後半が上昇、と異なった動きを見せた。

前半に価格が下落した背景は、協調減産を実施していたOPEC加盟国および非加盟国らが減産速度を落とすのではなく、「生産量を増加させる」見通しが強くなったことだ。生産量の増加を示唆していたのは、サウジアラビアとロシア。一方で、イランは現状維持で減産を続けるべきと言及していたため、これが相場を下支えしていた。

ただ、金曜日にウィーンで開かれた総会では、OPEC加盟国が5月の生産から日量100万バレル増産する方向で合意に至った。その後、価格は反発。今回の合意に至る前に、市場では既に増産を予想する声が強まっており、価格も下落基調へと傾いた。その後の増産発表で、増加量が市場の予想範囲内だったことから、価格が反発したという背景だ。同時に、リビアで生産問題が発生していることもあり、今回合意に至ったOPEC加盟国および非加盟国の増産量はリビアからの出荷量減少で相殺されるのでは、との懸念にもつながっている。

【6月22日現在の原油相場】
 WTI先物=68.58ドル(前週比3.52ドル高)、ブレント先物=75.55ドル(前週比2.11ドル高)、オマーン先物=71.79ドル(前週比1.06ドル安)、ドバイ現物=71.78ドル(前週比2.55ドル安)
※ドバイ現物価格の比較値は、6月15日中東市場が祝日のため前日14日の価格を使用