Editor's Eye

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・<アーガス情報>原油続伸、米製品在庫が減少 2017/09/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、各指標ともに続伸。米国の石油製品在庫が大幅に減少したことが強材料となった。
米国では8月末にメキシコ湾岸を直撃したハリケーン「ハービー」の影響で、多くの製油所が稼働を停止、もしくは低稼働を強いられた。この結果、ガソリンおよび中間留分の生産量が減少。その影響が、先週発表の在庫統計に顕著に表れた。一方、石油精製量の減少を背景に、原油在庫は増加したが、価格の下げ要因にはならなかった。
また、ナイジェリアの原油輸出がパイプラインの閉鎖にともなって停止したことや、米国の石油リグ稼働数が減少したことも、相場を持ち上げる材料となった。
ただ一方で、OPEC協調減産の延長をめぐる議論の行方に不透明感が残るのも事実だ。このため、価格の上昇には幾分か抑制が加わる格好となった。
中東の現物市場では、主な供給先となるアジアで石油精製のマージンが好調なことや、北海原油の流入気運が低いことも、上方圧力として働いた。

【9月22日現在の原油相場】
 WTI=50.66ドル(前週比0.77ドル高)、ブレント=56.86ドル(前週比1.24ドル高)、オマーン=55.60ドル(前週比1.59ドル高)、ドバイ現物=54.79ドル(前週比1.20ドル高)

・<アーガス情報>続伸、IEAが需給改善を予測 2017/09/19

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、各指標全てが前週から上昇した。国際エネルギー機関(IEA)が発表した報告書によると、世界の原油在庫は年末にかけて減少傾向となり、慢性的な供給過剰は改善に向かう見通し。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の主要産油国が実施している協調減産の結果、供給ペースが遅くなることに加え、需要が着実に伸びることが同予測の背景だ。

また、OPEC加盟国らは来月モスクワで開催される会合で生産調整のさらなる延長について議論する。今回延長の対象となる期間は3カ月。供給改善が更に進むとの見方が強まり、買いが優勢となった。

ただ、先週の米国在庫統計は増加を示した。ハリケーンの影響で製油所の稼働率が低下。石油精製としての需要が後退したことが原油在庫増加の要因だ。

【9月18日現在の原油相場】
 WTI=49.91ドル(前週比1.84ドル高)、ブレント=55.48ドル(前週比1.64ドル高)、オマーン=54.62ドル(前週比2.14ドル高)、ドバイ現物=54.25ドル(前週比2.02ドル高)

・<アーガス情報>ブレント過去4カ月で最高 2017/09/11

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、全ての指標が前週から上昇。北海原油の指標価格となるブレント先物は7日、1バレル当たり54.49ドルの終わり値を付け、4月以来4カ月振りに最高値を更新した。

相場を上昇させた背景は、カリブ海の島々を直撃した新たな大型ハリケーン「イルマ」が近く、米国メキシコ湾岸に上陸するとの予想だ。先週半ば、同域沖合で油ガス田の掘削をする英エネルギー大手BP社は、イルマの接近に備え、沖合プラットフォーム・サンダーホースの固定作業および作業員の避難を開始したと報告した。同油ガス田では、日量25万バレルの原油および日量2億立方フィートの天然ガスが生産されており、当分は生産が停止することが見込まれている。

前回上陸したハリケーン・ハービーは製油所の閉鎖が相次ぎ、相場の下落要因として働いたが、今回は生産減少への懸念から上昇要因として働いている。ただ、週終わりにかけて前回同様、製油所および港の閉鎖が報告され、相場は再び下落。また、米国内で稼働する掘削リグ数および原油在庫量が前週から増加しており、需給の緩みへの懸念を強めている。

【9月8日現在の原油相場】
 WTI=47.48ドル(前週比0.19ドル高)、ブレント=53.78ドル(前週比1.03ドル高)、オマーン=53.48ドル(前週比2.13ドル高)、ドバイ現物=53.25ドル(前週比53.ドル高)

・<アーガス情報>原油、米ハリケーン被害で後半反発 2017/09/04

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、各指標ともに週前半は軟調だったものの、後半に反発。1日時点で、WTI先物は前週を下回ったものの、ブレント先物およびオマーン先物はそれを上回る水準にまで値を回復した。

前半は、ハリケーン「ハービー」の直撃を受けた米国テキサス州およびルイジアナ州で複数の製油所が操業を停止。米国の石油精製能力の4分の1近く占める両地域で石油精製が滞ったことで、原油在庫がだぶつくとの懸念が台頭し、売り優勢の状態が続いた。

しかし、ハリケーン被害は生産にも及んでおり、これが後半の価格を持ち上げた。シェールオイルを生産するテキサス州南部のイーグルフォード地区では洪水被害が深刻なため、パイプラインを始めとする各種インフラ設備の利用が制限されている。生産部門の復旧が遅れれば、原油在庫もいずれは減少することから、後半は買い戻しが増えた。一方、海上での原油生産は徐々に回復しているとの情報だ。

また、米国エネルギー情報局が、同国の6月生産量が前月比7万3000バレル減の日量910万バレルにとどまったと発表したことも、後半の相場を支えた。さらに、ブレント先物およびオマーン先物には、リビアの油田2カ所が武装勢力によるパイプライン封鎖で生産を停止したことも強材料として働いた。

【9月1日現在の原油相場】
WTI=47.29ドル(前週比0.58ドル安)、ブレント=52.75ドル(前週比0.34ドル高)、オマーン=51.35ドル(前週比0.64ドル高)、ドバイ現物=49.45ドル(前週比1.13ドル安)
※9月1日はシンガポール祭日で価格査定がなかったため、ドバイ現物は8月31日時点の価格を掲載

・<アーガス情報>方向感欠く、米国次第 2017/08/28

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、先物価格が前週から小幅に下落、中東現物価格は前週から小幅に上昇と方向感に乏しい展開となった。

先物価格を下落させた背景には、米国テキサス州に上陸したハリケーン・ハービーによる影響が挙げられる。石油精製施設の多くが集まるメキシコ湾岸では、製油所の閉鎖が相次いでいるとの情報だ。製油所の稼働率が低下することで原油の需要も弱まるとの懸念につながった。

ただ一方で、米国での原油在庫が減少を続けていることが相場を下支えしている。先週米エネルギー省が発表した同国原油在庫統計では、日量330万バレルの減少が報告された。米国の原油在庫は6月末から毎週減少しており合計4600万バレル減少している。

また同国の生産活動は一服したと予想するアナリストも少なくない。米石油サービス、ベーカー・ヒューズが発表する稼働リグ数は946基となり、前週から3基減少した。

リビア最大のシャララ油田での生産トラブルも報告されており、今後の相場動向は不透明だ。

【8月25日現在の原油相場】
WTI=47.87ドル(前週比0.64ドル安)、ブレント=52.41ドル(前週比0.31ドル安)、オマーン=50.71ドル(前週比1.34ドル高)、ドバイ現物=50.58ドル(前週比1.36ドル高)

・<アーガス情報>WTI先物、後半反発も前週下回る 2017/08/21

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、各指標ともに週の前半は軟調だったが、後半に反発。ただ、米国のWTI先物価格は前半の下落を相殺しきれずに、18日時点で前週を下回る水準にとどまった。中東の現物価格も同様に、前週比で下落した。一方、北海原油の指標となるブレント先物は、小幅ながらも前週を上回った。

週前半は、世界的な供給過剰感が相場の重しとなった。米国エネルギー情報局(EIA)が先週発表した統計によると、同国の原油生産量は日量950万2000バレルとなり、前週から7万9000バレル増加。また、EIAは、9月のシェールオイル生産量が前月比で日量11万7000バレル増加するとの予測を立てた。リビアの生産が回復していること、ナイジェリアの輸出が再開したことも重なり、世界需給が一段緩むとの観測が広がった。

一方、米国では製油所が高稼働を続けており、原油在庫が7週連続で減少している。また、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが18日公表した石油採掘装置(リグ)稼働数は946基となり、3週連続で減少した。こうした需給の引き締め要因が買いを再び誘う展開となり、週後半の相場は堅調に推移した。

中東の現物市場では、主な供給先となるアジアからの需要が強いことや、北海原油の流入量が減少していることも、後半の相場を支えた。

【8月18日現在の原油相場】
WTI=48.51ドル(前週比0.31ドル安)、ブレント=52.72ドル(前週比0.62ドル高)、オマーン=49.37ドル(前週比0.58ドル安)、ドバイ現物=49.22ドル(前週比0.63ドル安)

・<アーガス情報>反落、供給過剰への懸念再び 2017/08/17

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、各指標全てが前週から下落。米国を始めとする原油生産国らが相次いで生産量増加を報告したことで、供給過剰への懸念が再び強まった。

石油輸出国機構(OPEC)は先週、加盟国の7月生産量が日量3287万バレルに達したと報告。これは、前月から日量17万3000バレル程多い水準となる。OPECがまとめた月間レポートによると、全世界の原油供給量も前月から日量17万バレル程伸びており、各国からの生産量は増加傾向にあるとの見方が 大勢だ。

また、米エネルギー情報局(EIA)は同国の生産量見通しに上方修正を加えた。同見通しによると、来年、米国の原油生産量は日量991万バレルに達し、史上最多となる。米国の原油ガス掘削は多々活発化が報告されており、それに伴って生産量も増加することが予想されている。

ただ、米国で稼働中の掘削リグ数が2週連続で減少している。この報告が、後半、相場を上昇させた。このことからも、現在、米国の生産活動が市場に与える影響は非常に大きいと言える。

【8月11日現在の原油相場】
WTI=48.82ドル(前週比0.76ドル安)、ブレント=52.10ドル(前週比0.32ドル安)、オマーン=49.95ドル(前週比0.48ドル安)、ドバイ現物=49.85ドル(前週比0.57ドル安)

・<アーガス情報>先物反発、方向感定まらず 2017/08/07

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、先物価格が前週から小幅下落した一方で、中東現物価格が上昇。売り買いが交錯し、方向感の定まらない展開となった。

相場を支える要因となったのは、米国政府によるベネズエラ大統領への経済制裁だ。ただ、この制裁は石油部門には及ばないとの見方が強まり、後半、相場への影響力が弱まった。また、米国の在庫減少も価格の上昇材料として働いた。

一方、相場の重荷となったのは、米国での掘削リグ稼働数が増加を示したことだ。米油田サービスサービス大手のベーカー・ヒューズは先月28日時点で稼働中の油田掘削リグは766基と報告。前週から2基増加した。ガス田におけるリグも192基となり、前週から6基増えている。これを受けて、米投資銀行チューダー・ピッカリング・ホルトのアナリストは、「米国の成長は来年まで続く」と予想。過剰感が再び強まった市場では買い手は慎重な姿勢を示している。

中東の現物価格も後半は軟調だったが、4日時点で前週を上回る水準にある。定期修理を終えたアジアの精製企業が10月積みの調達に動くとの見方や、精製マージンの拡大が強材料として働いた。

【8月4日現在の原油相場】
WTI=49.58ドル(前週比0.13ドル安)、ブレント=52.42ドル(前週比0.10ドル安)、オマーン=50.43ドル(前週比0.60ドル高)、ドバイ現物=50.42ドル(前週比0.71ドル高)

・<アーガス情報>続伸、米在庫減で過剰感緩和 2017/07/31

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、すべての指標が続伸。米国の原油および石油製品在庫が減少したことで、世界的な供給過剰への懸念が緩和した。

ドライブシーズンまっただ中の米国では、ガソリンおよびディーゼルを始めとする石油製品への需要が強まっており、製油所での原油処理量が増加している。同国の原油在庫統計が減少を示すのはこれで4週連続となる。

また、パイプラインの油漏れが報告されたナイジェリアからの供給が減少するとの予想も価格を持ち上げる要因となった。ナイジェリアは週明けに開催された石油輸出国機構(OPEC)の会合で、自主的に生産上限を設けることに合意したこともあり、長期的にも需給の引き締めに貢献するとの見方が強まっている。

加えて、ベネズエラでの反政府デモが緊張感を強めている。30日に制憲議会選挙が実施されたベネズエラでは、各地で激しい反対デモが勃発。これを受けて米国は同国に対し経済制裁を検討中と発表した。この制裁にはベネズエラへの原油輸出も含まれており、今後の動きに注目が集まっている。

中東の現物市場では、ナイジェリアの供給減少に加えて、アブダビのアブダビ国営石油会社(ADNOC)が8月および9月積みのターム契約量をすべての油種において10%削減すると発表したことが強材料となった。また、インドやタイなど、アジアからの需要が引き続き強いことも価格を持ち上げる要因となっている。

【7月28日現在の原油相場】
WTI=49.71ドル(前週比3.94ドル高)、ブレント=52.52ドル(前週比4.46ドル高)、オマーン=49.83ドル(前週比1.60ドル高)、ドバイ現物=49.71ドル(前週比1.52ドル高)

・<アーガス情報>先物下落、過剰感再び 2017/07/24

【アーガスメディア=週間原油概況】
特に、生産調整から免除されているナイジェリアおよびリビアで生産量が急増していることが懸念材料として働いている。ナイジェリアの生産量は既に日量200万バレルまで増加しており、2016年1月以来の水準となっている。同様に、リビアでも生産量の増加が著しく、7月上旬には日量100万バレルを記録したとの情報だ。石油輸出国機構(OPEC)は24日、ロシアのサンクトペテルブルクで実施される会合で同2カ国の今後の生産計画について話し合う予定だ。

ただ一方で、先週、米国の原油在庫統計が予想を上回る減少を示し、一時全ての指標が上昇基調となった。米国需給の引き締まり、また、中国からの需要増加見通しが相場を下支えしている状況だ。中国では、8~9月、新規製油所の稼働開始や製油所の拡張を背景に、精製能力が日量46万バレル程増加すると予想されている。

この中国需要が中東現物市場の上方圧力として働いている。中東現物価格は先週、前週から上昇。中国の需要に加えて、日本、タイ、インドの石油精製企業が積極的に調達したことも価格を持ち上げた。アジアでは重油の精製マージンが拡大しているほか、アスファルトへの需要も強まっている。

【7月21日現在の原油相場】
WTI=45.77ドル(前週比0.77ドル安)、ブレント=48.06ドル(前週比0.85ドル安)、オマーン=48.23ドル(前週比1.22ドル高)、ドバイ現物=48.19ドル(前週比1.13ドル高)

・<アーガス情報>IEA、需要見通しを上方修正 2017/07/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
17日までの1週間の原油価格は、各指標全てが前週から上昇。国際エネルギー機関(IEA)が2017年石油需要見通しに上方修正を加えたとの発表が買いを強めた。

IEAが需要見通しに上方修正を加えた背景は、第2四半期の消費が堅調だったことが挙げられる。需要の強まりは米国でも報告されており、先週発表された米国原油在庫は、減少を示した。ただ、同国の生産量は前週から増加しており、製油所での消費量増加および輸入量の減少が要因とされている。

また、米エネルギー省(EIA)は先週、同国の2018年原油生産量見通しに下方修正を加えた。米国からの生産量が減少するとの観測も買いを促す一因となっている。昨今の価格低迷が生産活動の重荷になると予想されている。
一方、中東の現物価格は一時急落したものの、インドからの需要の強まりを背景に値を伸ばしている。

【7月17日現在の原油相場】
WTI=46.02ドル(前週比1.62ドル高)、ブレント=48.42ドル(前週比1.54ドル高)、オマーン=47.78ドル(前週比2.47ドル高)、ドバイ現物=47.72ドル(前週比2.34ドル高)

・<アーガス情報>反落、米生産力への懸念強まる 2017/07/10

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、全ての市場が前週から一転、下落基調となった。米国で稼働中の掘削リグ数が再び増加を示し、改めて米国生産力の根強さを市場に印象づけた。

米油田サービス大手ベーカーヒューズ社は7日、米国で稼働中の掘削リグ数が前週から12基増加したと報告。前週、1月以来初となる減少を示したばかりだった。市場では昨今の原油価格下落から、米国の生産力は衰えていると予想されていた。しかし、今週リグ数が増加したことで、「技術の発展が低コスト生産を可能にしている」との推測が優勢となり、再び過剰感が強まった。

加えてロシアおよび リビアからの出荷量増加との公表も相場の下方圧力として働いている。
一方で、8月の北海原油生産量が11カ月振りの最低になるとの見通しが発表された。数か所の油田でメンテナンスが予定されていることが背景。また、石油メジャートタールがノルウェーで手掛ける沖合プロジェクトの稼働が2019年にずれ込むとの発表もあり、これらが価格を下支えしている。

【7月7日現在の原油相場】
WTI=44.23ドル(前週比1.81ドル安)、ブレント=46.71ドル(前週比1.21ドル安)、オマーン=45.98ドル(前週比0.48ドル安)、ドバイ現物=45.91ドル(前週比0.58ドル安)