Editor's Eye

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・<アーガス情報>IEA、需要見通しを上方修正 2017/07/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
 17日までの1週間の原油価格は、各指標全てが前週から上昇。国際エネルギー機関(IEA)が2017年石油需要見通しに上方修正を加えたとの発表が買いを強めた。
IEAが需要見通しに上方修正を加えた背景は、第2四半期の消費が堅調だったことが挙げられる。需要の強まりは米国でも報告されており、先週発表された米国原油在庫は、減少を示した。ただ、同国の生産量は前週から増加しており、製油所での消費量増加および輸入量の減少が要因とされている。
また、米エネルギー省(EIA)は先週、同国の2018年原油生産量見通しに下方修正を加えた。米国からの生産量が減少するとの観測も買いを促す一因となっている。昨今の価格低迷が生産活動の重荷になると予想されている。
一方、中東の現物価格は一時急落したものの、インドからの需要の強まりを背景に値を伸ばしている。
【7月17日現在の原油相場】
 WTI=46.02ドル(前週比1.62ドル高)、ブレント=48.42ドル(前週比1.54ドル高)、オマーン=47.78ドル(前週比2.47ドル高)、ドバイ現物=47.72ドル(前週比2.34ドル高)

・<アーガス情報>反落、米生産力への懸念強まる 2017/07/10

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、全ての市場が前週から一転、下落基調となった。米国で稼働中の掘削リグ数が再び増加を示し、改めて米国生産力の根強さを市場に印象づけた。
 米油田サービス大手ベーカーヒューズ社は7日、米国で稼働中の掘削リグ数が前週から12基増加したと報告。前週、1月以来初となる減少を示したばかりだった。市場では昨今の原油価格下落から、米国の生産力は衰えていると予想されていた。しかし、今週リグ数が増加したことで、「技術の発展が低コスト生産を可能にしている」との推測が優勢となり、再び過剰感が強まった。
 加えてロシアおよび リビアからの出荷量増加との公表も相場の下方圧力として働いている。
 一方で、8月の北海原油生産量が11カ月振りの最低になるとの見通しが発表された。数か所の油田でメンテナンスが予定されていることが背景。また、石油メジャートタールがノルウェーで手掛ける沖合プロジェクトの稼働が2019年にずれ込むとの発表もあり、これらが価格を下支えしている。
【7月7日現在の原油相場】
 WTI=44.23ドル(前週比1.81ドル安)、ブレント=46.71ドル(前週比1.21ドル安)、オマーン=45.98ドル(前週比0.48ドル安)、ドバイ現物=45.91ドル(前週比0.58ドル安)

・<アーガス情報>反発、各地で生産量が減少 2017/07/03

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、全ての指標が前週から反発。米国を始めとする数カ国で原油の生産量減少が報告された。石油輸出国機構(OPEC)加盟国および非加盟国による生産調整も順調に目標値を達成するなか、各国での減産が需給引き締めに貢献するとの期待が強まった。
 米エネルギー省は先月28日、国内生産が日量10万バレル減少していると報告。アラスカの油田でのメンテナンス、および、暴風雨シンディの影響を減少の背景としている。
 また、北海地域の油田数か所でもメンテナンスが予定されており、これが同域8月の生産量を過去3年で最低にさせるとの見通しが立っている。
 その他、ロシアの東シベリア・太平洋(ESPO)原油なども計画されているメンテナンスの影響で減少が見込まれている。
 クウェートの石油相によると、OPEC加盟国と非加盟国による生産調整は5月、目標値の106%に達した。米国の生産力が原油相場の重荷となっていた反面、同国の生産量減少が原油市場に及ぼす影響は大きい。

【6月30日現在の原油相場】
 WTI=46.04ドル(前週比3.03ドル高)、ブレント=47.92ドル(前週比2.38ドル高)、オマーン=46.46ドル(前週比2.28ドル高)、ドバイ現物=46.49ドル(前週比2.26ドル高)

・<アーガス情報>WTI、過去10 カ月で最低 2017/06/26

【アーガスメディア=週間原油概況】
 今週の原油価格は、全ての指標が前週から下落。米国原油価格の指標となるWTI先物価格は21日、1バレル当たり42.53ドルの終値を付け、昨年8月以来10カ月振りの低値を更新した。その後一時回復基調を見せたが、23日時点の価格は前週の水準を2ドル近く下回ったままだ。
 米石油サービス会社ベーカーヒューズが発表した稼働中の石油掘削装置(リグ)数は今週933基となり、前週から6基増加、2015年4月以来の最高水準に達した。米国からの生産増加を懸念させる材料となり、価格を下落させた。
 ただ、同国では暴風雨の影響でテキサス州の油田からの生産が一部停止になる模様。ただ、生産が停止になると同時に、出荷も滞るため、価格への影響は限定的ではないかとの見込みが立っている。
 また、前週に引き続きリビアおよびナイジェリアからの輸出量増加も相場の重荷となっている。

【6月23日現在の原油相場】
 WTI=43.01ドル(前週比1.73ドル安)、ブレント=45.54ドル(前週比1.83ドル安)、オマーン=44.18ドル(前週比1.77ドル安)、ドバイ現物=44.23ドル(前週比1.48ドル安)

・<アーガス情報>WTIブレント、過去7カ月で最低 2017/06/19

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、前週から引き続き各指標全てが下落。米国原油価格の指標となるWTI先物価格は15日、1バレル当たり44.46ドルの終値をつけ、昨年11月以来7カ月振りの低値を更新した。ブレント先物価格も同日、昨年11月以来の低値となる46.92ドルを付けた。
 国際エネルギー機関(IEA)は15日に発表した月間レポートで現時点の石油輸出国機構(OPEC)および非OPEC加盟国による生産調整レベルでは目標達成は不可能であると指摘。これを受けて市場では売りが相次いだ。
 同レポートによると、需要は伸びるがそれに増して非OPEC加盟国からの出荷が増加する。特に米国の生産、ブラジル、カナダからの出荷量増加が主な例として挙げられた。
 また、週後半には再びリビアからの生産量が増加したとの報告が入り、相場に更なる下方圧力を加えている。市場では、需給の緩みへの警戒が次第に強まっており、下落基調が強まる展開となっている。

【6月16日現在の原油相場】
 WTI=44.74ドル(前週比1.09ドル安)、ブレント=47.37ドル(前週比0.78ドル安)、オマーン=45.95ドル(前週比0.77ドル安)、ドバイ現物=45.71ドル(前週比0.81ドル安)

・<アーガス情報>続落、余剰感への懸念強まる 2017/06/12

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各指標全てが前週から下落。米国およびアフリカからの供給量増加が世界的な原油需給の緩みにつながるとの懸念を招き、売りを誘った。
 7日発表となった、米国の原油在庫が9週振りに増加。市場では、減少することが予想されていたため、想定外の在庫増が売りを促した。結果、WTI先物価格は同日、1バレル当たり45.72ドルまで1日で2.47ドル下落。WTIが同水準となるのは昨年11月振りとなる。
 また翌日、リビア最大のフィールド、エルシャララ油田が生産を開始するとの情報が市場に広まった。同油田は日量35万バレルの原油生産能力を保有しており、エルシャララ油田の生産開始は世界的な原油需給バランスに大きな影響を与える。
 英銀バークレイズはこれら供給量の増加を踏まえ、2017年WTI先物価格の年間平均見通しを51ドルと、前回発表から2ドルの下方修正を加えた。

【6月9日現在の原油相場】
 WTI=45.83ドル(前週比1.83ドル安)、ブレント=48.15ドル(前週比1.80ドル安)、オマーン=46.72ドル(前週比1.80ドル安)、ドバイ現物=46.52ドル(前週比1.85ドル安)

・<アーガス情報>続落、米リビアの増産に警戒 2017/06/05

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各指標全てが前週から下落。石油輸出国機構(OPEC)加盟国による生産調整の延長決定とは裏腹に、各地で生産量の増加が報告された。これを受けて市場では、原油供給が世界的に余剰するとの懸念が強まり、売りが優勢となった。
 米エネルギー省が先週発表した同国3月の原油生産量は日量910万バレルとなり、前月から約1%増加。掘削リグ稼働数も先週で20週連続の増加を示しており、米生産活動が活発化していることが伺える。加えて、リビアの生産量も順調に増加が報告されており、メンテナンスのため生産が停止していたサリル油田では、近く生産量が日量15万バレルに到達するとの情報だ。
 また、ドナルド・トランプ米大統領は1日午後、気候変動への国際的な取組を決めたパリ協定から離脱すると宣言。パリ協定の離脱により米国での原油生産はさらに活発化することが予想されるため、原油相場には更なる重荷が加わる公算が高い。
【6月2日現在の原油相場】
 WTI=47.66ドル(前週比2.14ドル安)、ブレント=49.95ドル(前週比2.20ドル安)、オマーン=48.52ドル(前週比1.94ドル安)、ドバイ現物=48.37ドル(前週比1.99ドル安)

・<アーガス情報>生産調整合意も、反落 2017/05/29

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各指標全てが前週から下落。石油輸出国機構(OPEC)は25日、ウィーンで開催された総会で、6月末で期限を迎える生産調整を翌年3月まで9カ月延長する方向で合意した。ただ、シェール革命後増産を続けている米国にシェアを奪われる可能性があることから、減産量は現状維持するとの方針だ。
 この決定を受けて、原油価格の更なる上昇が期待されたが、市場はこの内容について「非常に楽観的」と判断。減産量の拡大をしない限り、需給は改善には向かわないと警戒を示した。OPEC加盟国と非加盟国による生産調整は今年1月から開始されているが、世界の原油在庫は依然として過去5年平均を下回る事はなく、供給過剰感は根強い。また、米国の原油生産力も順調に成長を続けていることから、OPECによる生産調整延長が市場に与える影響は限定的に留まるだろうとの判断につながった。
 加えて、米エネルギー省が先週発表した週間統計で国内生産量が再び増加を示した。米国の生産活動が活発化していることを強調した格好となり、供給過剰への懸念を強めた。

【5月26日現在の原油相場】
 WTI=49.80ドル(前週比0.53ドル安)、ブレント=52.15ドル(前週比1.46ドル安)、オマーン=50.46ドル(前週比1.68ドル安)、ドバイ現物=50.36ドル(前週比1.65ドル安)

・<アーガス情報>露・サウジ、9カ月の延長に同意 2017/05/22

【アーガスメディア=週間原油概況】
 前週の原油価格は、全ての指標が前週から上昇。OPECを中心とする複数の産油国による減産が需給バランスを引き締めるとの期待から買いが優勢となった。
前週15日、石油輸出国機構(OPEC)の加盟国であるサウジアラビアと非加盟国であるロシアが生産調整の延長に同意する意向を示した。これを受けて原油相場は上昇基調を強めており、ブレント先物価格は19日、1バレル当たり53.61ドルの終値を付けた。ブレントが同水準に達するのは約1カ月振り。
 現在実施されているOPEC加盟国と非加盟国の生産調整は、今年1月から6月末まで6カ月間実施ちが計画されている。アルジェリアの石油相によると、OPEC非加盟のアフリカ地域の産油国の多くも減産合意に同調する姿勢を示している。
   原油在庫は依然として、過去5年平均を下回る事はなく、需給が引き締まりを見せているとは言い難い。こうした背景から、サウジアラビアおよびロシアは来年3月まで、9カ月間の生産調整延長が必須であると主張している。

【5月19日現在の原油相場】
 WTI=50.33ドル(前週比2.49ドル高)、ブレント=53.61ドル(前週比2.77ドル高)、オマーン=52.14ドル(前週比2.47ドル高)、ドバイ現物=52.01ドル(前週比2.44ドル高)

・<アーガス情報>反発、減産延長見通し強まる 2017/05/15

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、全ての指標が前週から反発。石油輸出国機構(OPEC)は11日に公表した月報で、「需給バランス回復のため生産調整の延長は必須」と言及。需給改善への期待が強まり買いが優勢となった。
 また、OPECの発表に加え、米エネルギー省(EIA)が発表した原油在庫統計で市場の予想を上回る減少を示したことも、購買意欲を強める要因となった。米国では昨今の原油高により、生産活動の活発化が相次いで報じられている。高い水準を維持している国内原油在庫が減少に傾いたことで、米需給の引き締まりを期待した買い手が調達に動いた。
 ただ、EIAの発表によると、米国の生産量は引き続き増加。5日までの1週間で生産された原油量は日量930万バレルとなり、前週から日量2万1000バレル増加した。
 一方、相場の重荷となっているのは、リビアの原油生産量増加だ。リビアでは武装勢力による攻撃で油田2カ所が生産を停止。4月末に出荷が再開されたばかりだ。原油生産量は既に日量80万バレルに達しており、2014年以来の最多を記録した。

【5月12日現在の原油相場】
 WTI=47.84ドル(前週比1.62ドル高)、ブレント=50.84ドル(前週比1.74ドル高)、オマーン=49.67ドル(前週比1.70ドル高)、ドバイ現物=49.57ドル(前週比1.73ドル高)

・<アーガス情報>原油下落、減産延長に疑問 2017/05/08

【アーガスメディア=週間原油概況】
 前週の原油価格は、すべての指標価格が下落。5日時点のWTI先物価格は前週比1バレル当たり3.11ドル安の46.22ドルまで下落。ブレントは同2.63ドル安の49.10ドルとなった。中東産原油の指標となるドバイ現物価格は同2.33ドル安の47.84ドルまで下落している。
 石油輸出機構(OPEC)を中心とする産油国が実践する減産が5月末までの期限以降は延長に至らないとの見方が売り意欲を促す展開となった。これらの産油国は今月25日に会合を開く予定となっているが、減産延長についての言及がほとんどなされていないことがそうした憶測を生んでいる。
 また、米国の原油生産量が増加傾向にあることも売り意欲を促す要因となっている。前週時点の米国国内での稼働リグ数は前週比13基増の870基となり、2015年8月以来の最多を記録。そのうち原油生産に使われるリグ数は、同9基増の697基となり、これは2015年4月以来の最多数となる。

【5月5日現在の原油相場】
 WTI=46.22ドル(前週比3.11ドル安)、ブレント=49.10ドル(前週比2.63ドル安)、オマーン=47.97ドル(前週比2.80ドル安)、ドバイ現物=47.84ドル(前週比2.33ドル安)

・<アーガス情報>米とリビアの供給増が売り促す 2017/05/01

【アーガスメディア=週間原油概況】
 今週の原油価格は、各指標ともに下落。今週発表の米国稼働リグ数と石油製品在庫の増加が先物市場で売り意欲を促す要因となった。また、週後半にはリビアの石油相が不可抗力条項の適用によって停止している原油輸出が近く再開する可能性を示唆。直前には米国原油在庫の減少を受けて買戻しも見られたが、リビアからの供給が増加するとの見方が再び売り意欲を促す結果となった。
米国の調査会社ベイカー・ヒュー社によると、21日時点の稼働リグ数は前週比10基増の857基となり、2015年9月4日以来の最多数を記録した。そのうち原油掘削に使われるリグ数は前週比5基増となる688基となり、これは2015年4月以来の最多数となる。
リビアでは、武装勢力による攻撃によって破壊されたエル・シャララ油田とエレファント油田のパイプラインが復旧。同国石油相によると今週バルブが開かれており、近々輸出が再開される見通しだ。
ただ、週終盤にはロシアの原油生産量が減少していることが市場の関心を集め、28日の市場においては買意欲が売り意欲を上回る展開となっている。また来月25日に石油輸出国機構(OPEC)の会合が予定されており、さらなる減産を協議することとなっている。当面は今後の供給量を巡る憶測が原油価格を上下させる公算が大きいとの指摘も聞かれる。
【4月30日現在の原油相場】
 WTI=49.33ドル(前週比0.29ドル安)、ブレント=51.73ドル(前週比0.23ドル安)、オマーン=50.77ドル(前週比0.95ドル安)、ドバイ現物=50.17ドル(前週比1.16ドル高)