Editor's Eye

漢字2文字、半角4文字以上で検索してください
・<アーガス情報>原油続伸、ブレント一時70ドル超 2018/01/15

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。ブレント先物は一時、約3年ぶりに70ドルを超える局面も見られた。世界の石油需給バランスが均衡に向かっているとの観測が、買いを促した。

米国エネルギー情報局(EIA)が先週発表した統計によると、同国の原油在庫は8週連続で減少。生産と輸入の減少が背景にある。また、地政学上の問題で、イランの原油生産が滞るとの懸念が再燃。加えて、ベネズエラの原油生産が減少傾向にあるほか、石油輸出国機構(OPEC)の協調減産も順調に進んでいる。世界的に生産が減少することで、供給過剰が確実に解消されるとの見方が強まった。

一方、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが12日に公表した国内石油リグ稼働数は939基となり、前週から15基増加した。最近の価格上昇を受けて、生産者による掘削意欲が強まったようだ。また、EIAは、2018年の米国の原油生産見通しを2.6%引き上げて、過去最高となる日量1027万バレルに修正している。ただ、これらの強材料が価格を押し下げる要因にはなっていない。

【1 月12日現在の原油相場】
 WTI先物=64.30ドル(前週比2.86ドル高)、ブレント先物=69.87ドル(前週比2.25ドル高)、オマーン先物=66.44ドル(前週比1.02ドル高)、ドバイ現物=66.17ドル(前週比0.97ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、強材料揃う 2018/01/09

【アーガスメディア=週間原油概況】
8日までの原油価格は、各指標すべてが前週から上昇。強い基調に支配される展開となった。ブレント先物価格は4日、約2年振りの高値となる1バレル当たり68.07ドルの終わり値をつけ終了した。

相場の上昇を支えている背景には、原油消費大国の米国と中国、この2カ国の動きが挙げられる。

米国では原油在庫統計が5週連続で減少を示していることが買いを強めている。現時点の原油在庫量は2015年10月以来の低水準となり、供給への懸念が強まっている。

また、中国では原油の輸入が急増していることが報じられ、同製品に対しての需要の強さを示した。中国政府が発表した同国の11月原油輸入量は前月より23%も多く、ここ8カ月間の最高水準を記録した。
米国および中国以外にも、リビア、北海、エクアドルなどが続けて2月生産量の減少計画を発表しており、原油需給は引き締まり感が強まっている。

【1月8日現在の原油相場】
 WTI先物=61.73ドル(前週比1.31ドル高)、ブレント先物=67.78ドル(前週比0.91ドル高)、オマーン先物=65.27ドル(前週比-1.62ドル高)、ドバイ現物=65.02ドル(前週比0.64ドル高)
※1日が祝日のため、比較データは先月29日の数値を使用

・<アーガス情報>続伸、供給引き締め材料揃う 2017/12/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。供給ひっ迫材料が出揃ったことで、市場は買い優勢となった。ブレント先物価格は22日、1バレル当たり65.25ドルの終値となり、2015年10月以来約2年振りとなる高値更新となった。

欧州では引き続き、パイプラインの亀裂修理でフォーティーズ油田での生産が停止を余儀なくされている。また、週後半にはこの修理が予想よりも長引く可能性が高く、稼働開始は来年に持ち越す見通しとの方針が報告された。これが価格急伸の背景だ。

石油輸出国機構(OPEC)および非OPEC加盟国による協調減産で、11月の順守率が過去最高となる122%に達したことも、供給の引き締めに貢献した。

ただ一方で、昨今の価格上昇により、米国での生産活動が再活発化しているとの情報だ。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズ社が発表した先週の掘削リグ稼働数は931基となり、前週から増加を示した。米国での生産が増加傾向にあることが唯一、現時点で相場の上昇を限定的とする材料となっている。

【12月22日現在の原油相場】
 WTI先物=58.47ドル(前週比1.17ドル高)、ブレント先物=65.25ドル(前週比2.02ドル高)、オマーン先物=62.25ドル(前週比1.09ドル高)、ドバイ現物=62.49ドル(前週比1.38ドル高)

・<アーガス情報>欧米の原油先物、米生産増で軟化 2017/12/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、米国のWTI先物、欧州のブレント先物が小幅に下落。北海油田と英国をつなぐ石油パイプラインが停止したものの、米国での生産が増加傾向にあることが相場の重荷となった。

米エネルギー情報局(EIA)が先週発表した統計によると、同国の原油生産量は8週連続で増加。昨今の価格上昇で、生産活動が再び活発化していることが見て取れる。また、EIAはそうした状況は今後も続くと予想し、来年の生産見通しを過去最大規模となる日量1002万バレルに上方修正した。他方で、国際エネルギー機関も非石油輸出国機構(OPEC)加盟国における生産予測を引き上げており、世界需給がひっ迫する可能性が低いことが示唆された。

ただ北海では、フォーティーズ・パイプラインが亀裂修理のため、11日に閉鎖。復旧まで2~3週間かかる見通しだ。主要パイプラインが停止したことで、足元の供給が減少することに不安が台頭し、一時は価格を大きく押し上げた。しかし、市場はその後、世界的に供給は十分にあるとの冷静な見方を取り戻し、価格には再び下方調整が加わる展開となった。

【12月15日現在の原油相場】
 WTI先物=57.30ドル(前週比0.06ドル安)、ブレント先物=63.23ドル(前週比0.17ドル安)、オマーン先物=61.16ドル(前週比0.86ドル高)、ドバイ現物=61.11ドル(前週比0.93ドル高)

・<アーガス情報>原油下落、米生産増が下押す 2017/12/11

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落した。米国の原油生産が増加傾向にあることが下方圧力となった。

米エネルギー情報局(EIA)が先週発表した統計によると、同国の原油生産は7週連続で増加。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの調査でも、石油掘削リグ稼働数が5週連続で増加しており、供給余剰への懸念が強まった。また、EIA統計では、米国のガソリンおよび中間留分在庫も増加を示しており、売りを促す材料となった。

ただ、米国の原油在庫は、輸入の減少と製油所稼働率の増加を背景に減少している。また、ナイジェリアで石油労働者がストライキを実施する可能性も高まっており、供給がだぶつくことはないとの冷静な見方もある。このため、価格の下落には抑制が加わった。

中東市場では、アジアで石油精製マージンが好調なことも、下落を幾分か相殺する材料となった。

【12月8日現在の原油相場】
 WTI先物=57.36ドル(前週比1.00ドル安)、ブレント先物=63.40ドル(前週比0.33ドル安)、オマーン先物=60.30ドル(前週比0.42ドル安)、ドバイ現物=60.18ドル(前週比0.50ドル安)

・<アーガス情報>OPEC、協調減産を延長 2017/12/04

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、WTI先物価格が前週から小幅に上昇。OPEC(石油輸出国機構)が30日の総会で、協調減産の延長を決定した。原油需給がさらに引き締まることへの期待から、後半に買いが強まった。

OPECの会長を務めるサウジアラビアのファリハ石油相によると、出席した加盟24カ国が全会一致で協調減産の延長を決定。これにより、OPEC加盟国とロシアなどの主要産油国が2018年3月末までだった生産調整を12月まで引き延ばすこととなった。

一方、ブレント先物価格は前週から小幅に下落している。米国で、石油掘削リグ稼働数が再び増加傾向にあることが要因だ。米国で生産が増えると、北海原油への需要が減る可能性があるため、売りが若干先行した。

【12月1日現在の原油相場】
 WTI先物=58.36ドル(前週比0.34ドル高)、ブレント先物=63.73ドル(前週比0.13ドル安)、オマーン先物=60.72ドル(前週比0.88ドル安)、ドバイ現物=60.68ドル(前週比0.98ドル安)
※11月23・24は米国が祭日のため、WTI先物は11月22の価格と比較

・<アーガス情報>原油反発、米国在庫が減少 2017/11/27

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み反発した。米国の原油週間在庫統計が減少したことが、買い戻しを誘った。

米国の原油在庫が減少した背景には、石油精製処理量の増加と、輸出の増加がある。米国の在庫が減少したことで、世界の需給は均衡に向かうとの期待が強まった。

また、ベネズエラの原油生産が低調なことと、ナイジェリアの1月輸出量が減少するとの観測も、需給の引き締めに貢献した。

ただ、米石油サービス大手のベーカー・ヒューズ社によると、22日までの一週間における米国の石油掘削リグ稼働数は923基となり、前週から8基増加。価格の上昇を幾分か相殺する材料となった。

中東の現物市場でも、アジアの製油所の多くが足元の必要量を概ね確保していることから、価格の上昇には抑制が加わった。

【11月24日現在の原油相場】
 WTI=58.02ドル(前週比1.47ドル高)、ブレント=63.86ドル(前週比1.14ドル高)、オマーン=61.60ドル(前週比1.99ドル高)、ドバイ現物=61.66ドル(前週比1.90ドル高)
※11月23・24日は米国が祭日のため、WTI先物の値は11月22日時点のもの

・<アーガス情報>原油下落、米在庫が予想外に増加 2017/11/20

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。米国の週間原油在庫統計が予想外に増加したことで供給過剰への懸念が強まり、各市場で売りが先行した。

米エネルギー情報局が発表する原油在庫統計は、2週連続で予想に反して増加した。国内生産の増加が背景にある。また、ベーカー・ヒューズ社の調査でも、同国の掘削リグ稼働数の増加が示された。

他方で、国際エネルギー機関は14日、2017年と18年の世界原油需要の見通に下方修正を加えた。これは前日に、両年の需要予測を引き上げた石油輸出国機構(OPEC)の予想を覆すもので、利益確定目的の売りを促した。

中東の現物市場では、サウジアラビアやカタール産の供給が減少するとの見通しがある。一方、アジアでは石油精製マージンが好調で需要は強い。しかし、価格には、そうした強材料よりも、世界的な供給過剰への懸念が色濃く反映される結果となった。

【11月17日現在の原油相場】
 WTI=56.55ドル(前週比0.19ドル安)、ブレント=62.72ドル(前週比0.80ドル安)、オマーン=59.61ドル(前週比2.39ドル安)、ドバイ現物=59.76ドル(前週比2.31ドル安)

・<アーガス情報>続伸、減産延長への期待高まる 2017/11/13

【アーガスメディア=週間原油概況】
ロシアのエネルギー省は6日、「サウジアラビア、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタンの各国は既にさらなる減産への準備をしている」と言及。今月30日、ウィーンにて開催が予定されている会合で、協調減産の延長が合意に至る可能性が高いことが示唆された。゜

OPEC加盟国と非加盟国による生産は10月、過去5カ月で最低水準となる日量3259万バレルを記録。この水準は目標の103%を達成しており、減産が延長となれば原油需給の引き締まりが期待される。

サウジアラビアの石油相によると、同国の12月輸出量は、11月輸出量から日量12万バレル程の減少を予定しているとのことだ。

【11月10日現在の原油相場】
 WTI=56.74ドル(前週比1.10ドル高)、ブレント=63.52ドル(前週比1.45ドル高)、オマーン=62.00ドル(前週比3.02ドル高)、ドバイ現物=62.07ドル(前週比3.05ドル高)

・<アーガス情報>原油先物、2年4カ月振り高値 2017/11/06

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、各指標全てが前週から引き続き上昇基調を強めた。ブレント先物価格は3日、1バレル当たり62.07ドルの終値を付け、2015年7月以来の高値を更新。同様に、WTI先物価格も同日、2年4カ月振りの高値を記録した。

原油相場の上振れ要因となっているのは、中東情勢の緊迫化だ。原油相場が上昇基調となり始めた9月末、トルコ政府がイラク北部クルディスタン地域政府(KRG)の独立要求に対し対立的な姿勢を示した。イラク政府は現在、キルクーク地域の油田2カ所で原油生産を制限し、KRG地域への原油輸送量を減らしている。

また先週、アフリカからの生産懸念の強まりも相場を押し上げた。リビアでは労働ストライキが発生し、サラ油田の生産がほぼ停止。ナイジェリアの反政府武装勢力(NDA)は石油・ガス関連施設への攻撃を再開する意向を示している。米国の生産力も一服が報じられていることから、原油需給のひっ迫感は一段と強まっている。

【11月3日現在の原油相場】
 WTI=55.64ドル(前週比1.74ドル高)、ブレント=62.07ドル(前週比1.63ドル高)、オマーン=58.98ドル(前週比1.98ドル高)、ドバイ現物=59.02ドル(前週比1.73ドル高)

・<アーガス情報>続伸、ブレント60ドル台 2017/10/30

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各指標全てが前週から引き続き、上昇基調を強めた。北海原油の指標となるブレント先物価格は27日、1バレル当たり60.44ドルとなり、2015年7月以来の高値で取引を終えた。

来年3月に期限を迎える石油輸出国機構(OPEC)の協調減産について、主要産油国が再延長を支持していると伝えられた。これにより、世界的な需給の引き締め効果に期待が膨らみ、買いが優勢となった。

イラク北部からトルコのジェイハン港をつなぐ石油パイプラインの油送量が依然少ないことも、価格を支えている。イラク政府とクルド人自治政府の対立が背景にあるとされており、これが長引けば供給がひっ迫する可能性が高い。

一方、中国の原油需要は旺盛だ。また、国際エネルギー機関も、東南アジアの原油輸入量が当初の予想よりも早いスピードで増加するとの見通しを発表し、相場を一段と押し上げた。

先週発表の米国原油在庫統計は、予想に反して増加した。しかし、ガソリンおよび中間留分の在庫は減少しており、価格を下押す要因にはならなかった。


【10月27日現在の原油相場】
 WTI=53.90ドル(前週比2.43ドル高)、ブレント=60.44ドル(前週比2.69ドル高)、オマーン=57.00ドル(前週比1.84ドル高)、ドバイ現物=57.29ドル(前週比1.91ドル高)

・<アーガス情報>欧米の原油先物、クルド問題支えに小幅高 2017/10/23

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、米国のWTI先物、欧州のブレント先物が小幅ながらも上昇。イラク政府とクルド人自治政府の対立悪化で、原油供給に対する懸念が再燃したことが支えとなった。

週前半、クルド人の独立に反対するイラク政府軍が、北部のクルド人支配地域に進軍。同地域には、大規模なキルクーク油田があることから、原油市場では供給減への不安が一気に広がり、買いが膨らんだ。

イラク軍はその後、クルド側からキルクーク油田を奪還。供給ひっ迫への懸念が和らいだかと思われた。しかし、設備に不具合があるとみられ、出荷は平常通りに戻っていない。

他方で、先週発表の米国原油在庫統計が4週連続で減少したことや、同国の石油掘削リグ稼働数が3週連続で減少したことも、価格を支えた。ただ、石油輸出国機構(OPEC)の協調減産に、ナイジェリアとリビアが今後参加するかどうかについて、不透明感が漂っている。両国が増産を続けた場合、世界的な供給過剰を招く恐れがある。そうした観測が、原油相場に重荷となり、上昇幅は幾分か抑制された。

一方、中東では、オマーン先物、およびドバイ現物価格が軟化した。同地域では、カタール産アル・シャヒーン原油の12月積みターム供給量が技術上の問題による生産減で減らされる見通しだ。しかし、市場では、ナイジェリアとリビアの動向を不安視する売りが先行した。


【10月20日現在の原油相場】
 WTI=51.47ドル(前週比0.02ドル高)、ブレント=57.75ドル(前週比0.58ドル高)、オマーン=55.16ドル(前週比0.35ドル安)、ドバイ現物=55.38ドル(前週比0.07ドル安)