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・<アーガス情報>ブレント4月水準に急落、ひっ迫感解消へ 2018/07/17

【アーガスメディア=週間原油概況】
16日までの一週間の原油市場は、すべての指標が前週から下落。一時1バレル当たり79.44ドルまで急伸したブレント先物価格は16日、前週比6.23ドル安の71.84ドルまで下落した。懸念されていた供給不足への不安が解消に向かうとの見通しが強まり、売りが先行した。

石油輸出国機構(OPEC)は月間レポートで、「原油需要の成長は減速するものの、非OPEC加盟国の生産量は2019年増加を続ける」と発表。需給が再び緩まる見通しが強まった。

また、リビア国営石油(NOC)は、輸出港を巡った武力衝突により停止していたシドラ湾原油積み出し港4施設の運営を再開すると発表。同社によると、4施設の運営が再開すると、日量8万5000バレルほどが出荷される見込みとの情報だ。

ただ、12日に国際エネルギー機関(IEA)が供給のひっ迫感を緩める実材料の不足を指摘。価格はブレントを中心に小幅に反発し、下落を幾分か相殺した。

【1月26日現在の原油相場】
 WTI先物=68.06ドル(前週比5.79ドル安)、ブレント先物=71.84ドル(前週比6.23ドル安)、オマーン先物=73.07ドル(前週比1.77ドル安)、ドバイ現物=72.97ドル(前週比1.75ドル安)

・<アーガス情報>原油下落、需給緩和観が台頭 2018/07/09

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給の緩みを意識した売りが優勢となり、主要指標が軒並み下落した。

サウジアラビアでは、7月中にこれまでに前例のない日量1080万バレルの原油生産が見込まれている。また、ロシアも、8月中には日量20万バレルの増産が可能との見解を示している。

米国エネルギー情報局が毎週発表する原油在庫統計が、市場の予想に反して増加を示したことも、売りを誘う材料となった。輸出の減少および輸入の増加が、在庫水準を高めた。さらに、同国石油サービス会社ベーカー・ヒューズが6日発表した国内石油掘削リグの稼働数が4週ぶりに増加に転じたことも、相場の重荷となった。

ただ、米国の5月の輸出量が、過去最高の日量200万バレルを記録。また、リビア、イラン、およびベネズエラの供給不安は根強い。このため、価格の下落は幾分か抑制される結果となった。

【7月6日現在の原油相場】
 WTI先物=73.80ドル(前週比0.35ドル安)、ブレント先物=77.11ドル(前週比2.33ドル安)、オマーン先物=74.25ドル(前週比1.07ドル安)、ドバイ現物=74.11ドル(前週比1.45ドル安)

・<アーガス情報>WTI3年ぶりの高値、米生産力に懸念 2018/07/02

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場はすべての指標が前週から急伸。米国原油の指標となるWTI先物価格は29日、バレルあたり74.15ドルの終値を付け、2014年11月ぶりとなる高値を更新した。

先週米エネルギー省(EIA)から発表された週間原油在庫統計は、市場の予想を大幅に上回る前週比990万バレル減となり、3週連続の減少を示した。同国からの原油輸出量が増加傾向にあることが在庫量を減少させている背景であるものの、国内の生産力には懸念の声が集まっている。

週終わりの金曜日に発表された米国内で稼働する掘削リグ数は前週から5基減少の1047基となった。通常、原油価格が上昇すると、生産も増加する傾向にあるが、掘削リグ稼働数は3週連続で減少している。

また、リビア、ベネズエラ、カナダなど複数国で生産問題があることも、相場を強めている一因だ。トランプ米政権はイランに原油の生産を11月4日までに打ち切るよう要請しており、イラン原油を輸入している買い手諸国にも調達を禁ずるよう要求している。これらの材料は、WTI価格だけでなく、他指標にも上方圧力として働いている。

【6月29日現在の原油相場】
 WTI先物=74.15ドル(前週比5.57ドル高)、ブレント先物=79.44ドル(前週比3.89ドル高)、オマーン先物=75.32ドル(前週比3.53ドル高)、ドバイ現物=75.56ドル(前週比3.78ドル高)

・<アーガス情報>先物反発、OPEC増産合意も想定内 2018/06/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は先物価格が前週から上昇。石油輸出国機構(OPEC)が22日に開いた総会を境に、前半が下落、後半が上昇、と異なった動きを見せた。

前半に価格が下落した背景は、協調減産を実施していたOPEC加盟国および非加盟国らが減産速度を落とすのではなく、「生産量を増加させる」見通しが強くなったことだ。生産量の増加を示唆していたのは、サウジアラビアとロシア。一方で、イランは現状維持で減産を続けるべきと言及していたため、これが相場を下支えしていた。

ただ、金曜日にウィーンで開かれた総会では、OPEC加盟国が5月の生産から日量100万バレル増産する方向で合意に至った。その後、価格は反発。今回の合意に至る前に、市場では既に増産を予想する声が強まっており、価格も下落基調へと傾いた。その後の増産発表で、増加量が市場の予想範囲内だったことから、価格が反発したという背景だ。同時に、リビアで生産問題が発生していることもあり、今回合意に至ったOPEC加盟国および非加盟国の増産量はリビアからの出荷量減少で相殺されるのでは、との懸念にもつながっている。

【6月22日現在の原油相場】
 WTI先物=68.58ドル(前週比3.52ドル高)、ブレント先物=75.55ドル(前週比2.11ドル高)、オマーン先物=71.79ドル(前週比1.06ドル安)、ドバイ現物=71.78ドル(前週比2.55ドル安)
※ドバイ現物価格の比較値は、6月15日中東市場が祝日のため前日14日の価格を使用

・<アーガス情報>下落、米生産力に懸念強まる 2018/06/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は全ての指標が前週から下落。先月中旬、バレルあたり79.80ドルまで上昇したブレント先物は73.44ドルまで下落している。

下落の要因となっているのは各機関が供給量の増加を予想していることだ。石油輸出国機構(OPEC)は6月の月間レポートで、非OPEC加盟国から生産される2018年総原油量に上方修正を加えた。また、国際エネルギー機関(IEA)も月間レポートで2018年非OPEC加盟国の原油生産量に上方修正を加えている。

両機関が上方修正を加えた背景には、米国での生産活動の活発化があげられる。先週発表となった米国での稼働中の掘削リグ数は863基となり、前週から増加を示した。また、米国に次ぐ原油消費国である中国の原油消費量が減少を示したことも、価格に下方圧力を加えた。中国の5月原油消費量は1291万バレルとなり、前月から3%減少。製油所の定修や在庫の積み上げが一服したことが消費量減少の要因との情報だ。

【6月15日現在の原油相場】
 WTI先物=65.06ドル(前週比0.68ドル安)、ブレント先物=73.44ドル(前週比3.02ドル安)、オマーン先物=72.85ドル(前週比1.98ドル安)、ドバイ現物=74.33ドル(前週比0.46ドル安)
※中東市場が6月15日、祝日のため前日14日の価格を使用

・<アーガス情報>原油下落、需給の緩和を意識 2018/06/11

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給の緩みを意識した売りが優勢となり、主要指標が軒並み下落した。

米国では、原油週間在庫統計が、輸入と生産の増加を映して、予想に反して増加。同国石油サービス会社ベーカー・ヒューズが8日発表した国内石油掘削リグの稼働数も10週連続で増加を示し、売りが加速した。また、今月開催されるOPEC総会で、協調減産の段階的緩和が話し合われるとの見通しも、相場の重荷となった。

ただ、米国のイラン経済制裁、およびリビアの情勢悪化に対する懸念は根強い。また、ベネズエラの6月原油輸出量が、財政悪化と米国による制裁を背景に、当初予定の4割強にとどまるとの見方もあり、下落は幾分か抑制された。

【6月8日現在の原油相場】
 WTI先物=65.74ドル(前週比0.07ドル安)、ブレント先物=76.46ドル(前週比0.33ドル安)、オマーン先物=74.83ドル(前週比0.33ドル安)、ドバイ現物=74.79ドル(前週比0.12ドル安)

・<アーガス情報>WTI下落もブレント上昇、方向感欠く 2018/06/05

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は米国原油の指標となるWTI先物価格が前週から下落した一方で、北海原油の指標となるブレント先物価格は小幅に上昇。強弱材料が混在し、方向感欠く展開となった。

下落材料として働いているのは、来月ウィーンで開かれる石油輸出国機構(OPEC)の会合で加盟国と非加盟国による減産速度を緩めるとの見通しが強いことだ。サウジアラビア、ロシアの両エネルギー大臣はともに「準備段階にある」と言及しており、世界的な供給量は増加することが見込まれる。また、米エネルギー情報局(EIA)が発表した米国の原油生産量は3月、1047万バレルとなり過去最高を記録。余剰感が一気に強まった。

一方、上昇材料として働いているのは、米国が発動した関税措置だ。米国と中国の貿易摩擦が悪化するなか、米ドルの対主要国通貨に対する割安感が強まった。原油取引は米ドル建てのため、原油の割安感につながっている。

【6月1日現在の原油相場】
 WTI先物=65.81ドル(前週比2.07ドル安)、ブレント先物=76.79ドル(前週比0.35ドル高)、オマーン先物=75.16ドル(前週比0.68ドル安)、ドバイ現物=74.91ドル(前週比0.88ドル安)

・<アーガス情報>原油反落、需給緩和観が台頭 2018/05/28

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給緩和の観測を映して、主要指標が軒並み反落。米国のWTI先物はここ最近、約3年半ぶりとなる70ドル台での取引が続いていたが、25日は67.88ドルで取引を終えた。

サウジアラビアおよびロシアの石油相が、来月のOPEC総会で、協調減産を調整する準備ができていると発言。生産が徐々に引き上げられるとの見方もあり、先物市場では売りが先行した。

米国の原油週間在庫統計が、予想外の大幅増を示したことも弱い材料。同国の輸出が過去最高を記録した前週から一転、日量82万バレルの急減となったことが、売りを促した。また、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが25日発表した国内石油掘削リグの稼働数が8週連続で増加したことも重荷となった。

ただ、米国によるベネズエラおよびイランへの経済制裁に対する懸念は根強い。このため、下落は幾分か抑制される結果となった。

【5月25日現在の原油相場】
 WTI先物=67.88ドル(前週比3.40ドル安)、ブレント先物=76.44ドル(前週比2.07ドル安)、オマーン先物=75.84ドル(前週比1.20ドル安)、ドバイ現物=75.79ドル(前週比1.17ドル安)

・<アーガス情報>原油続伸、需給ひっ迫感が台頭 2018/05/21

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。足元の需給にひっ迫感が広がり、買いが先行した。

供給減少の背景として、ナイジェリア産ボニーライトおよびフォルカドス原油の5月輸出量が当初の予定よりも25%減少するとの見方が台頭。加えて、米国の週間在庫統計が前週から減少したほか、OECD加盟国の商業在庫も過去5年平均を下回った。
一方、需要は旺盛。中国の4月の純輸入量と生産を合わせた合計が、過去最高の日量1331万バレルを記録した。

ただ、石油輸出国機構(OPEC)がイラン情勢悪化による需給への影響は限定的と指摘。また、欧州委員会も、イランとの貿易を維持、または拡大したい意向を示しており、価格の上昇には幾分か抑制が加わった。

【5月18日現在の原油相場】
 WTI先物=71.28ドル(前週比0.58ドル高)、ブレント先物=78.51ドル(前週比1.39ドル高)、オマーン先物=77.04ドル(前週比2.57ドル高)、ドバイ現物=76.96ドル(前週比2.48ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、米の対イラン制裁に警戒感 2018/05/14

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇した。米国のWTI先物は週後半、2014年11月26日以来、約3年半ぶりに70ドルを超える水準で取引を終えている。

週前半に、米国がイラン核合意からの離脱を表明。それと同時に、対イラン制裁を再開する意向を示したことで、需給ひっ迫に対する懸念が広がった。経済制裁が開始する11月4日まで180日の猶予があるものの、各国インポーターがイラン原油の調達を早々に減らし、他の産油国に代替原油を買い求める公算が大きい。

ただ、サウジアラビアは、イラン原油の不足分を補てんすることに貢献する意向を示しており、価格の上昇には幾分か抑制が加わる結果となった。

他方で、米エネルギー情報局が毎週発表する国内原油在庫統計が、輸入の急減を背景に、前週から減少を示したことも、価格を持ち上げる要因となった。

【5月11日現在の原油相場】
 WTI先物=70.70ドル(前週比0.98ドル高)、ブレント先物=77.12ドル(前週比2.25ドル高)、オマーン先物=74.47ドル(前週比3.96ドル高)、ドバイ現物=74.48ドル(前週比1.60ドル高)

・<アーガス情報>原油、強弱材料で方向感欠く 2018/05/01

【アーガスメディア=週間原油概況】
30日までの1週間における原油価格は、強材料と弱材料が混在し、方向感を欠く値動きとなった。30日時点で、米国原油の指標となるWTI先物は前週を下回ったが、北海のブレント先物、中東のオマーン先物およびドバイ現物はそれを上回る水準で取引を終えた。

米国がイラン核合意から離脱する可能性があるとの情報が広がり、米政府がイランへの制裁再開に動くとの懸念が台頭。両国の関係が悪化すれば、中東地域からの原油供給に支障が 生じるとの見方から、買いが先行した。

ただ、一方で、米国の原油生産は引き続き増加傾向にある。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油掘削リグ稼働数は4週連続で増加している。また、リビアの供給が増加するとの見通しもあり、需給はひっ迫することはないとの楽観的な見方が台頭。買いを控える市場参加者が増えた。

【4月30日現在の原油相場】
 WTI先物=68.57ドル(前週比0.07ドル安)、ブレント先物=75.17ドル(前週比0.46ドル高)、オマーン先物=70.29ドル(前週比0.02ドル高)、ドバイ現物=70.29ドル(前週比0.01ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、需給に引き締まり感 2018/04/23

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給の引き締まり感を映して、主要指標が軒並み上昇した。

米国では、原油週間在庫統計が、輸入減を映して前週から減少。ガソリン在庫も、旺盛な国内需要を背景に減少した。同国の原油生産は増加傾向を続けている。しかし、市場ではそれを吸収する需要があるとの見方が大勢となったようだ。

石油輸出国機構(OPEC)の協調減産で、需給を測る基準として、OECD加盟国の商業在庫ではなく、他の手段を探すべきであるとの意見が出てきている。これを受けて、市場では6月の総会で削減義務の軽減が議論される可能性は低いとの観測が広がり、買いが優勢となった。また、中国の3月原油処理量が過去最高を記録したことや、イランの3月輸出量が前月から減少したことも、買いを誘う要因となった。

ただ、クウェートが新規銘柄として、今年8月までに軽質原油、今年第4四半期~来年第1四半期に重質原油の輸出を開始する見通し。また、トランプ米大統領が最近の原油上昇を批判したことが相場への重荷となり、上昇は幾分か抑制された。

【4月20日現在の原油相場】
 WTI先物=63.38ドル(前週比0.99ドル高)、ブレント先物=74.06ドル(前週比1.48ドル高)、オマーン先物=70.35ドル(前週比1.27ドル高)、ドバイ現物=70.33ドル(前週比1.32ドル高)