Editor's Eye

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・<アーガス情報>WTI続落、米の供給力が懸念材料 2017/03/21

【アーガスメディア=週間原油概況】
 20日時点の原油価格は、ブレントが前週から小幅に上昇した一方でWTIが下落。米国からの生産量増加が相場の重荷となっている。
 ただ、先週米エネルギー省が発表した原油在庫統計は、小幅な減少を示した。米国の原油在庫が減少を示すのは今年初となる。これを受けて週後半、価格は小幅に上昇したが、前半の下落を相殺する程には至らなかった。WTI原油の現物受け渡し地となるオクラホマ州クッシングの原油在庫は増加を示したため、相場へのインパクトは限定的だったとの声もある。
 また、石油輸出国機構(OPEC)が発刊した月間報告書では、世界の原油生産量は2月、日量9590万バレルとなり、前月から日量21万バレル減少。しかし、非OPEC加盟国の原油供給量は今年、日量5770万バレルに上り、前年から日量40万t程増加するとの見通しを発表した。
 OPEC加盟国による減産は依然として市場に影響を与える材料となっているものの、現時点では米国の供給力が相場を左右させるカギとなっているようだ。
【3月20日現在の原油相場】
 WTI=48.22ドル(前週比0.18ドル安)、ブレント=51.62ドル(前週比0.27ドル高)、オマーン=50.42ドル(前週比0.23ドル高)、ドバイ現物=49.96ドル(前週比0.09ドル安)

・<アーガス情報>続落、WTI今年初の40ドル台 2017/03/13

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各地で弱い基調に支配される展開となった。特に、米国原油価格の指標となるWTI先物は10日、48.49ドルの終値を付け今年初となる40ドル台まで下落した。米国での生産が活発化しており、原油在庫が積み上がっていることが相場の重荷となっている。米エネルギー省が発表した同国の原油在庫は先週5億2840万バレルとなり、前週から820万バレル増加。米国の原油在庫が増加するのはこれで9週連続となる。市場では200万~400万トン程の増加に留まるとの見込みが強く、これを上回る増加を示したことが相場を大きく下押した。 原油市場は昨年末合意に至った、石油輸出国機構(OPEC)による減産で急伸を遂げ、今年に入ってからは順調な生産量削減報告から50ドル台を維持していた。ただ、ここへきて、米国の生産量が増加傾向にあることが価格へ下方圧力を加えている。
【3月10日現在の原油相場】
 WTI=48.49ドル(前週比4.84ドル安)、ブレント=51.37ドル(前週比4.53ドル安)、オマーン=51.32ドル(前週比2.95ドル安)、ドバイ現物=51.05ドル(前週比2.76ドル安)

・<アーガス情報>続落、需給改善への懸念強まる 2017/03/06

 【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、ブレント、WTIともに前週から下落。昨年末に決定した減産協定で需給改善への期待が膨らんだが、ここへきてその期待に疑問視する声が強まっている。
先週ロシア政府が発表した同国2月生産量は日量1106万3000バレルとなり、前月から日量3000バレル程の減少となった。ロシアは石油輸出国機構(OPEC)による減産協定の際、同調する意向を示しており2017年6月末までに日量30万バレル減産することで合意に達している。ロシアの2月生産量がさほど減少していないことが市場では売り材料となり、相場を落とした。
ただ、減産の基準となる10月時点のロシア生産量は日量1118万4000バレルとなっており、2月時点の生産量と比べると12万1000バレル程の差が既にある。ロシアは残り4カ月で日量17万9000バレル減少すればいい計算だ。
また、EIAが発表した米原油在庫統計が8週連続で増加。米国の生産活発化も相場を下押す大きな要因となっている。輸入の増加と生産活動の活発化が同国の在庫を増やしているとの情報だ。

【3月3日現在の原油相場】
 WTI=53.33ドル(前週比0.66ドル安)、ブレント=55.90ドル(前週比0.09ドル安)、オマーン=54.27ドル(前週比1.27ドル安)、ドバイ現物=53.81ドル(前週比0.88ドル安)

・<アーガス情報>続伸、OPEC減産94%達成 2017/02/27

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、前週から引き続き全ての指標が上昇。昨年末に決定した石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国による減産が着実に目標に近づいていることが買いを優勢とさせた。
 カタールのサダ石油相によると、OPEC加盟国の原油減産量は既に約日量180万バレルとなり、目標数量の94%を達成。ただ、非加盟国による減産は現時点で目標数量の50%を下回り、合計では依然として80%程度に留まるとの情報だ。
 ただ、これが市場では買い材料となっており、相場を押し上げた。
 一方、イランのザンギャネ石油相は、「55~60ドルの原油価格はOPEC加盟国に不利益を与える」と警戒心を示した。OPEC加盟国による減産が原油価格の高騰を招き、それが非OPEC国の投資につながり生産量を増やす。これはOPEC加盟国の不利益と主張した。実際、米国の原油生産量は増加しており、今週発表の在庫統計でも、小幅に増加。米原油在庫が増加を示すのは今週で7週目となる。

【2月24日現在の原油相場】
 WTI=53.99ドル(前週比0.59ドル高)、ブレント=55.99ドル(前週比0.18ドル高)、オマーン=55.54ドル(前週比0.38ドル高)、ドバイ現物=54.69ドル(前週比0.62ドル高)

・<アーガス情報>米生産活発化、供給懸念強まる 2017/02/20

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、米国での生産活動が活発化しているとの報告が相場の重荷となった。
 米エネルギー省(EIA)は先週、週間原油在庫統計で日量950万バレルの増加を報告。米原油在庫が増加を示すのは今週で6週目となる。また、これに加えて同国で稼働する原油掘削リグも前週から増加。8基が追加され、合計で591基となった。
 石油輸出国加盟国(OPEC)は米国からの原油生産量が増加傾向にある事を受けて先週、非OPEC加盟産油国からの生産量見通しに上方修正を加えた。米国では投資の拡大も報告されており、これがOPECの見通し上方修正につながった。
 ただ一方で、10日に国際エネルギー機関(IEA)が発表した1月の世界原油生産量が日量3206万バレルとなり、昨年設定されたOPECと非OPEC加盟国による減産目標を既に90%達成。市場では、買いが優勢となる場面も報告された。また、中国を含めた各国からの石油需要が強まっているとの見方が強いことも買い材料となっている。

【2月17日現在の原油相場】
 WTI=53.40ドル(前週比0.46ドル安)、ブレント=55.81ドル(前週比0.89ドル安)、オマーン=55.16ドル(前週比0.57ドル高)、ドバイ現物=54.07ドル(前週比0.24ドル高)

・<アーガス情報>ブレント下落、シェール増産に警戒感 2017/02/13

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各地で弱い基調に支配される展開となった。米国のシェール油ガス田による生産活動の活発化が世界の需給バランスを緩めるとの懸念につながった。
 米エネルギー省が発表した在庫統計で原油が前週から1380万バレル増加。週増加では過去2番目となる高水準を記録した。同国の原油在庫は今週で5週連続の増加となり、生産活動の活発化が伺える。米国の掘削リグ稼働数は741基で前週から12基増加したとの情報だ。
 ただ、後半は上昇基調を強めWTI価格は前週の終値を小幅に上回った。国際エネルギー機関(IEA)は10日、1月の世界原油生産量が日量3,206万バレルになったと報告。同水準は昨年、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国が設定した減産目標の90%にあたる。アーガスの調べによると、OPEC加盟国は1月、合計で日量115万バレル程の生産をカット。目標を既に98%達成した。
 OPECやロシアでは2016年に入り生産量の増加を続けてきた。その結果、減産同意の基準値となる10月は過去最高水準の生産量を記録。OPECおよび非OPEC加盟国による減産報告は続くものの、一部では目標値への達成は2016年追加分の削減で需給を引き締める直接要因には成り難いとの見方もある。

【2月10日現在の原油相場】
 WTI=53.86ドル(前週比0.03ドル高)、ブレント=56.70ドル(前週比0.11ドル安)、オマーン=54.59ドル(前週比1.32ドル安)、ドバイ現物=53.83ドル(前週比1.59ドル安)

・<アーガス情報>反発、OPECの削減目標に期待 2017/01/30

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、各指標ともに前週から上昇した。昨年合意に至った石油輸出国機構(OPEC)加盟国による原油生産量削減が1月から開始している。サウジアラビアを筆頭に削減目標を順守する国が続々と報告され、世界の需給は均衡を取り戻すとの期待が高まった。
 ただ、米国からの生産量は今年に入り増加を続けており、これが懸念材料となっている。
 米エネルギー省(EIA)が発表する原油在庫統計は3週連続で増加を示しており、生産が活発化していることを市場に示した。先週発表となったEIAの在庫統計は4億8830万バレルとなり、前週から280万バレル増加した。
 また、実際の掘削リグ稼働数も前週から35基と大幅に増加しており、今後更に生産量が増加する見通しだ。

【1月27日現在の原油相場】
 WTI=53.17ドル(前週比0.75ドル高)、ブレント=55.52ドル(前週比0.03ドル高)、オマーン=54.70ドル(前週比1.72ドル高)、ドバイ現物=54.26ドル(前週比1.43ドル高)

・<アーガス情報>反発、アジアで需要強まる 2017/01/23

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は半ばに大きく下落したものの、後半の上昇がそれを相殺して前週を小幅に上回った。アジア特に中国での需要の強まりが強材料として働いた。
 アジア最大の原油消費国である中国では、国内需要の増加とともに精製マージンが好調。国内石油らは製油所を高稼働率で運転している。統計局によると、中国の12月原油精製量は日量1126万バレルとなり、史上最多となったとの情報だ。また、中国では石油精製能力の増強が報告されており、それも需要増加につながると見込まれている。
 ただ一方で、米国シェール油田からの生産量増加が供給余剰への懸念材料となっている。米エネルギー省(EIA)によると、同国のシェール油田からの生産量は来月、日量475万バレルに達し、1月の生産量を日量4万1000バレル上回る。  また、先週発表となった米国の原油在庫統計では、気温の下落から需要が増加しているにも関わらず230万バレルと大幅な増加を示した。市場では100万~200万バレルの減少が予想されていたため、これが市場に大きな下方圧力を加えた。
【1月20日現在の原油相場】
 WTI=52.42ドル(前週比0.05ドル高)、ブレント=55.49ドル(前週比0.04ドル高)、オマーン=52.98ドル(前週比1.40ドル安)、ドバイ現物=52.83ドル(前週比1.27ドル安)

・玄海原発が審査合格、対策所は耐震構造に 2017/01/19

 原子力規制委員会は18日、九州電力玄海原子力発電所3、4号機(PWR、出力118万kW)が新規制基準を満たしているとして、「合格書」にあたる審査書を決定した。再稼働時期は秋ころになる見込みだ。九電は、川内原発の審査では、免震構造による緊急時対策所の計画を変更。耐震構造の対策所で対応しようとしてマスコミの批判を受けた。
 しかし、玄海原発では、対策所の設置場所を規制委からの指摘により、新設する免震棟内から耐震棟内への設置に変更している。
 3号機は2009年からMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料を使用するプルサーマル発電を行っており、今回の再稼働でもプルサーマル発電を実施する予定だ。

・<アーガス情報>原油下落も方向性定まらず 2017/01/16

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、前週から下落。しかし、週半ばには大幅に値を落とした場面もあり、依然として方向性が定まらないといった印象だ。
 下落した背景としては、米国の原油生産量増加による供給余剰懸念だ。OPEC加盟国による減産合意以降、原油価格が安定して1バレル当たり50ドルを上回っていることを背景に米国では原油掘削リグ稼働数が増加している。米エネルギー省は最新のエネルギー見通しで「2018年の原油生産量は日量930万バレルに達する」と報告。これは昨年の実績値と比べると30万バレル程高い水準だ。
 一方で、上昇した背景としては、サウジアラビア国営石油であるサウジアラムコ社がアジアの長期契約会社らに対し今週、2月供給のアロケーションを発表。供給量は通常に比べ7~8%減となるとの情報だ。
 また、週後半、米ドルが外国為替市場で他主要通貨に対し割安となったことも、ドル建てで取引される原油の割安感を生んだ。

【1月13日現在の原油相場】
 WTI=52.37ドル(前週比1.62ドル安)、ブレント=55.45ドル(前週比1.65ドル安)、オマーン=54.38ドル(前週比0.60ドル安)、ドバイ現物=54.10ドル(前週比0.52ドル安)

・<アーガス情報>反落、価格上昇で米生産増加 2017/01/10

【アーガスメディア=週間原油概況】
 年末から年始にかけての原油価格は、一時上昇基調となった場面もあったものの、下落材料に下押される格好で反落した。
 OPEC加盟国による減産合意以降、原油価格が安定して1バレル当たり50ドルを上回っていることを背景に米国では原油掘削リグ稼働数が増加している。米油田サービスのベーカー・ヒューズ社が公表するリグ稼働数は9日時点で529基となり、前週から4基増加したとの情報だ。英金融大手のバークレイズによると、2017年末までに米リグ稼働数は850~875基に達するとの見通し。これを受けて市場では、米国生産量増加による供給余剰懸念が浮上した。
 ただ一方で、OPEC加盟国の減産開始による上方圧力が依然として価格を下支えしている。サウジアラビア国営石油であるサウジアラムコ社は長期契約を結ぶ企業への供給を2月、7~8%削減する考えを発表。OPECは今年1月から6カ月間、日量120万バレル減産することで合意に至っている。

【1月9日現在の原油相場】
 WTI=51.96ドル(前週比1.76ドル安)、ブレント=54.94ドル(前週比1.88ドル安)、オマーン=54.99ドル(前週比0.94ドル高)、ドバイ現物=54.63ドル(前週比0.72ドル高)
※比較値は2016年12月30日の値を使用

・<アーガス情報>WTI続伸もブレント下落 2016/12/26

【アーガスメディア=週間原油概況】
 先週の原油価格は、米国原油の指標となるWTI先物価格と欧州原油の指標となるブレント先物価格がそれぞれ異なった動きを見せた。WTIは前週に引き続き今年最高値を更新。週終わりの23日には1バレル当たり53.02ドルの終値を付けた。一方ブレントは前週から5セント下回る55.16ドルとなった。
 価格を上昇させている要因は前週に引き続きOPECによる減産合意だ。また、今月10日にロシアを代表とする非OPEC加盟国である11カ国が同減産合意に同調する考えを表明。来年1月から6カ月間、日量55万8000バレル減産する。
 また、米商務省が発表した第3四半期の国内総生産(GDP)が3.5%と高水準を記録。世界最大の原油消費大国である米国の経済回復が原油需要を強めるとの期待から買いが優勢となった。また、米ドルが外国為替市場で主要通貨に対して割安となったことも、ドル建てで取引される原油の割安感を強めた。
一方で、供給過剰感への懸念がブレント価格を下押す要因となっている。先週リビア最大の原油積み出し港から約2年振りに輸出が再開。同国からの出荷は今後増加が見込まれている。また、米国の原油在庫が市場の予想を反して増加を示したことも需給の緩みを意識させた。

【12月23日現在の原油相場】
 WTI=53.02ドル(前週比1.12ドル高)、ブレント=55.16ドル(前週比0.05ドル安)、オマーン=52.80ドル(前週比0.80ドル高)、ドバイ現物=51.98ドル(前週比0.59ドル高)