Editor's Eye

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・<アーガス情報>原油続落、需給緩和観が強まる 2020/01/20

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。需給緩和の観測が強まり、売りが先行した。

米エネルギー情報局が、2020~21年の国内生産見通しを上方修正。2021年には過去最高を記録すると予測した。国際エネルギー機関も、OPECの減産にもかかわらず、今年4~6月は需給が緩和すると予想した。

さらに、米国のガソリンおよび中間留分の週間在庫統計が、輸出減少を背景に、大幅に増加。原油在庫は減少したが、価格を持ち上げるには至らなかった。また、ノルウェーの12月生産量が、2016年11月以来の最高を記録したことも、相場を下押す材料となった。

他方、米中貿易協定の第一段階では、中国が米産原油などの輸入を拡大することで合意。ただ、両国の関税率は据え置きとなっており、エネルギー需要が増えることへの期待は後退した。

【1月17日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=58.54ドル(前週比0.50ドル安)、ブレント先物(ICE)=64.85ドル(前週比0.13ドル安)、オマーン先物(DME)=65.35ドル(前週比1.13ドル安)、ドバイ現物(Argus)=64.59ドル(前週比1.11ドル安)

・<アーガス情報>原油、中東の緊張緩和で急落 2020/01/14

【アーガスメディア=週間原油概況】
13日までの一週間における原油価格は、主要指標が軒並み急落。中東産原油の供給逼迫に対する懸念が緩和し、売りが先行した。

米軍によるイラン軍事組織の司令官殺害を受けて、イランは8日、イラクの米関連施設をミサイルで攻撃した。ただ、米国はその後、軍事行動の制限を決定。中東情勢の緊張が和らいだことで、高止まりしていた価格が大きく反落した。

ブレント先物の取引量は8日、中東産の供給不安や、ホルムズ海峡を経由した出荷に支障が出る可能性を受けて、過去3か月で最高を記録した。しかし、緊張緩和に伴って、その後は買い手も慎重に転じたようだ。

また、米国の週間在庫統計が増加を示したことも、相場を下押す材料となった。輸出の大幅減少、および製油所の稼働率低下が背景にある。

【1月13日現在の原油相場】
 WTI先物=58.08ドル(前週比5.19ドル安)、ブレント先物=64.20ドル(前週比4.71ドル安)、オマーン先物=66.02ドル(前週比4.43ドル安)、ドバイ現物=65.58ドル(前週比3.96ドル安)

・<アーガス情報>欧米原油、中東の情勢悪化で上昇 2020/01/06

【アーガスメディア=週間原油概況】
3日までの一週間における原油価格は、北海原油の指標となるブレント先物および米国のWTI先物が上昇。中東情勢の悪化を背景に、供給不安が台頭した。

イラン軍事組織の司令官が米軍の攻撃で死亡したことを受けて、両国の対立がさらに悪化。イラクでも、米軍の空爆やデモ隊による米大使館への侵入など、情勢不安が続いている。また、リビア国営石油は、国内の治安悪化を背景に、原油の輸出に対してフォースマジュールを発動する可能性を示唆。中東からの原油供給が滞るとの懸念が広がった。

他方で、米大統領は、中国との貿易協定の第一段階を、今月15日に署名すると発表。貿易紛争を背景とした石油需要後退への懸念が緩和された。

一方、中東の現物原油は、週中盤の下落が大きく、前週比で下落。米国の10月生産量、英国の11月生産量、およびロシアの1月供給量見通しが、相次いで増加を示したことが、相場の重荷となった。

【1月3日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=63.05ドル(前週比1.33ドル高)、ブレント先物(ICE)=68.60ドル(前週比0.44ドル高)、オマーン先物(DME)=68.62ドル(前週比0.99ドル高)、ドバイ現物(Argus)=67.63ドル(前週比0.34ドル安)

・<アーガス情報>原油上昇、需要増加に期待 2019/12/23

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油市場は、需要増加を期待する買いが台頭。主要指標が軒並み上昇した。

米国と中国の貿易交渉に進展が見られたことで、景気が好転するとの観測が強まった。経済活動が活発化すれば、石油需要が増えるとの見方から、買い戻しの動きが先行した。また、米国の原油週間在庫統計が、予想に反して減少を示したことも、買いを促す材料となった。

ただ、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油ガス掘削リグの稼働数が、9週間ぶりに増加。しかも、前週比で14基増という大幅増を示したため、買い手の多くが慎重な構えに転じた。フランスで複数の製油所が大規模ストライキの影響で稼働を停止していることもあり、欧米の先物を中心に価格の上昇には抑制が加わった。

【12月20日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=60.44ドル(前週比0.37ドル高)、ブレント先物(ICE)=66.14ドル(前週比0.92ドル高)、オマーン先物(DME)=67.23ドル(前週比1.55ドル高)、ドバイ現物(Argus)=66.88ドル(前週比1.96ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、需給逼迫観が強まる 2019/12/16

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。供給減少への不安、および需要後退懸念の緩和が、買いを促した。

来年1~3月におけるOPEC主導の減産幅が、サウジアラビアなどの自発的な追加減産によって、市場の想定を上回る規模となった。また、米国の国内生産量が減少。米エネルギー情報局が、2019年および2020年の原油生産量予測に下方修正を加えた。

一方、米国が、15日から予定していた、中国への追加関税を延期すると発表したことで、経済活動の更なる減速は免れるとの楽観が広がった。加えて、中国の11月原油輸入量が、年末に備えた買いが手伝って、過去最高を記録。石油需要は底堅いとの観測を支えた。

ただ、米国の週間在庫統計は、大幅に増加。また、ノルウェーでは、Johan Sverdrup油田の新規稼働で、11月生産量が2年半ぶりの最大を記録。このため、価格の上昇には、ある程度抑制が加わった。

【12月13日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=60.07ドル(前週比0.87ドル高)、ブレント先物(ICE)=65.22ドル(前週比0.83ドル高)、オマーン先物(DME)=65.68ドル(前週比1.53ドル高)、ドバイ現物(Argus)=64.92ドル(前週比1.89ドル高)

・<アーガス情報>欧米原油、予想上回るOPEC減産で急伸 2019/12/09

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、米国のWTI先物、北海原油の指標となるブレント先物が急伸。OPEC主導の協調減産が予想を上回る規模となったことで、買いが先行した。

6日開催のOPEC総会では、市場の想定通り、来年1~3月の減産幅が現行の日量120万バレルから同170万バレルに拡大することで合意に至った。しかし、その後、サウジアラビアなど数か国が、自発的に日量40万バレルを追加で減産すると発表。予想外の方針に、供給逼迫を懸念する買いが一気に強まった。

また、5週連続で増加してきた米国の週間在庫統計が大幅に減少したことも、買い戻しを誘う材料となった。

一方、中東の現物原油は、週前半の下落が大きく、前週比で下落。米中貿易紛争を背景とした米景気の後退や、OECD諸国の在庫増が、相場の重荷となった。

【12月6日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=59.20ドル(前週比4.03ドル高)、ブレント先物(ICE)=64.39ドル(前週比1.96ドル高)、オマーン先物(DME)=64.15ドル(前週比0.72ドル高)、ドバイ現物(Argus)=63.03ドル(前週比0.77ドル安)

・<アーガス情報>欧米原油、需給緩和観を映して下落 2019/12/02

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、米国のWTI先物、北海原油の指標となるブレント先物が下落。需給が緩和するとの観測が強まるなか、売りが先行した。

米国の週間原油在庫統計が、5週連続で増加を示した。生産量が、過去最高を記録したことが背景にある。

また、インドの10月および4~10月の輸入量が、前年比で減少した。加えて、IMFが世界GDP成長見通しを下方修正。石油需要後退の懸念が、相場の重荷となった。

一方、中東原油は上昇。イラクがOPEC主導の協調減産を順守し、同国南部の油田における11月生産量を減らしたことが、価格を支えた。

【11月29日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=55.17ドル(前週比2.60ドル安)、ブレント先物(ICE)=62.43ドル(前週比0.96ドル安)、オマーン先物(DME)=63.43ドル(前週比1.20ドル安)、ドバイ現物(Argus)=63.80ドル(前週比0.02ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、需給引き締まる 2019/11/25

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、需給が引き締まるとの観測を映して、主要指標が軒並み上昇した。

ロシアのプーチン大統領が20日、原油市場の安定性と予見可能性を確保するため、OPEC主導の協調減産に引き続き協力する姿勢を示した。

相場への影響力が大きい米国の原油在庫統計は、前週比で増加した。しかし、WTI原油の受け渡し地点となるオクラホマ州クッシングの在庫が2週連続で大幅に減少したため、品薄を懸念する買いが台頭。さらに、同国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが毎週発表する国内石油ガス掘削リグの稼働数が、6週連続で減少し、2017年3月中旬以来の最低を記録したことも、相場を支えた。

ただ、米中貿易協議の不透明感や世界経済見通しの悪化、米国での生産増加予測やインドの需要後退など、買いを慎重にさせる材料もあり、価格の上昇には抑制が加わった。

【11月22日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=57.77ドル(前週比0.05ドル高)、ブレント先物(ICE)=63.39ドル(前週比0.09ドル高)、オマーン先物(DME)=64.63ドル(前週比1.61ドル高)、ドバイ現物(Argus)=63.78ドル(前週比1.82ドル高)

・<アーガス情報>原油続伸、需給逼迫観の強まりを映す 2019/11/18

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み続伸。需給逼迫観の強まりを背景に、先高を懸念した買いが優勢となった。

ナイジェリアが、来年もOPEC主導の協調減産を順守していく姿勢を示した。また、オマーンの石油相は、来月のOPEC総会で減産継続が合意される可能性を示唆。さらにOPECが、非加盟国による原油生産の減速を予測したことで、需給が引き締まった。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数が、5週連続で減少。先週に続き、2017年3月中旬以来の最低を記録したしたことも、買いを誘う材料となった。

また、中国では、10月の原油輸入量、および石油製品の国内生産量が増加。内需は強いとの見方が強まったことも、価格を持ち上げた。

ただ、米国の週間原油在庫統計が、3週連続で増加。また、米エネルギー情報局および国際エネルギー機関が、米国の原油生産の増加を予測。価格の上昇に、抑制が加わった。

【11月15日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=57.72ドル(前週比0.48ドル高)、ブレント先物(ICE)=63.30ドル(前週比0.79ドル高)、オマーン先物(DME)=63.02ドル(前週比1.06ドル高)、ドバイ現物(Argus)=61.96ドル(前週比1.18ドル高)

・<アーガス情報>原油上昇、需給逼迫観が強まる 2019/11/11

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。需給の引き締まりを期待する買いが優勢となった。

イランの石油相が、来月開催予定のOPEC総会で、更なる減産が合意される可能性を示唆。需給逼迫を見越した買いが強まった。

また、イラクでは、情勢不安を背景に、石油の供給に支障がでるとの懸念が広がっている。同国政府は6日、Nasiriya製油所の入口が、デモ隊により封鎖されたと公表した。

さらに、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数が、4週連続で減少。2017年3月中旬以来の最低を記録し、価格の強材料となった。

他方で、米中関係の改善に期待が高まったことも、買い戻しを促す要因となった。

一方、米週間在庫統計は、輸出減少を背景に、予想以上に増加。価格の上昇を、ある程度抑制した。

【11月8日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=57.24ドル(前週比1.04ドル高)、ブレント先物(ICE)=62.51ドル(前週比0.82ドル高)、オマーン先物(DME)=61.96ドル(前週比2.09ドル高)、ドバイ現物(Argus)=60.78ドル(前週比2.24ドル高)

・<アーガス情報>欧米原油、供給減少の観測を映して続伸 2019/11/05

【アーガスメディア=週間原油概況】
4日までの一週間における原油価格は、米国のWTI先物、北海原油の指標となるブレント先物が続伸。供給が減少するとの観測が強まるなか、買いが先行した。

米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが、国内石油ガス採掘リグの稼働数が前週から8基減少して、2017年3月中旬以来の最低を記録したと発表。採掘会社の多くがここへきて支出を控える傾向にあり、稼働リグ数は今後も減少する可能性がある。

また、イランの石油相が4日、来月開催されるOPEC総会で、更なる減産が合意されるとの見方を示したことも、買い意欲を高める要因となった。

ただ、北海で新規油田が稼働を開始したほか、米国でも8月生産量が増加。さらに、中国および米国の石油需要が、貿易対立の影響で後退するとの観測もあり、価格の上昇には幾分か抑制が加わった。

【11月4日現在の原油相場】
 WTI先物=56.54ドル(前週比0.73ドル高)、ブレント先物=62.13ドル(前週比0.56ドル高)、オマーン先物=61.87ドル(前週比0.17ドル安)、ドバイ現物=60.41ドル(前週比1.17ドル安)
※10月28日はシンガポール祭日で価格査定がなかったため、ドバイ現物は29日の相場と比較。

・<アーガス情報>原油上昇、需給逼迫感を反映 2019/10/28

【アーガスメディア=週間原油概況】
先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。需給逼迫感が台頭し、買いが優勢となった。

米週間在庫統計が、予想に反して大幅に減少。輸入量が、1996年2月以来の最低を記録したことが背景にある。加えて、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する国内石油ガス採掘リグの稼働数も減少し、2017年3月以来の最低を記録。需給逼迫を意識した買いが強まった。

また、英フォーティーズ油田の輸出用パイプラインが、2度にわたり計画外停止。いずれもすぐに復旧したが、逼迫感を一段と強める要因になった。

ただ、クウェイトとサウジアラビアが、両国の中立地帯で原油生産を再開すると発表。さらに、国際通貨基金(IMF)が、アジア・太平洋地域における経済成長予測に下方修正を加えたことで、価格の上昇が幾分か抑制された。

【10月25日現在の原油相場(原油価格($/bl))】
WTI先物(NYMEX)=56.66ドル(前週比2.88ドル高)、ブレント先物(ICE)=62.02ドル(前週比2.60ドル高)、オマーン先物(DME)=62.39ドル(前週比1.63ドル高)、ドバイ現物(Argus)=61.58ドル(前週比1.83ドル高)

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